侍J近藤、「プレミア12」へ準備万端! 秋山不在の中堅、右翼&2安打1打点の大活躍

カナダ戦で3打数2安打1打点の活躍で勝利に貢献した侍ジャパン・近藤健介【写真:Getty Images】
カナダ戦で3打数2安打1打点の活躍で勝利に貢献した侍ジャパン・近藤健介【写真:Getty Images】

中堅の秋山が出場辞退で中堅スタメン、ダメ押し3点目タイムリーも

 11月2日(日本時間3日)開幕の「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は1日、沖縄セルラースタジアム那覇で「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」カナダ戦を戦い、3-0で勝利した。近藤健介外野手は「3番・中堅」でスタメン出場。3打数2安打1打点の活躍に加え、守備でも魅せた。

 この日の試合前、初戦で死球を受けた秋山翔吾外野手が右足薬指骨折により出場辞退することが発表された。近藤はその秋山に代わり中堅手で出場、中堅守備を難なくこなすと、6回からは右翼に移動。7回にはレナートンの右前打となるかという打球をダイビングキャッチするビッグプレーで球場を沸かせた。

 打撃も絶好調。初回から中越え三塁打を放つと、4回の第2打席でも四球を選び、先制のホームを踏んだ。さらに8回1死一、二塁の場面では、2ボールから左前適時打。6、7回を無安打とし、9回にも満塁のチャンスを逃すなど打線が苦戦する中で、近藤のタイムリーは貴重な1点となった。

 近藤は「知らないピッチャーばかりなので、後手後手にならず合わせていくことが大事。それに関してはできたと思う。いつもよりは早いカウントを意識して」と国際試合への調整に手応えを感じた様子だった。金子誠ヘッドコーチ兼打撃コーチも「(宮崎)フェニックスからこの大会のために準備してくれている」と評価した。

 5日には初戦のベネズエラ戦に向け、2日にもオープニングラウンド3試合を戦う台湾へ移動する。近藤は「やはり勝つことが大事。まずは台湾で」との意気込みを語った。

○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月5日(火)午後6時45分~ 開幕戦「日本×ベネズエラ」
11月11日(月)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月13日(水)午後6時45分~ 「スーパーラウンド」
11月17日(日)「決勝」

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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