これがストライク? グラフィックで見ると確かに…「ロボ審判」の判定は「高低が課題」
低目の変化球のストライク判定に抗議し、退場処分を受けた打者も
記事は、ジャイアンツのプロスペクトであるジェイコブ・ヘイワードがロボ審判の判定に抗議して退場処分を受けたことを伝えた。捕手は地面に着きそうな位置でボールを捕球。従来はストライク判定にならないようなカーブだったが、グラフィックで見るとストライクゾーンの角ギリギリを通っていると指摘している。
「ラフターズ」でプレーしたレイズの投手シェーン・バズは「野球で本当に大きな変化となるだろう。慣れなければならないことだろうね」としている。
記事によると、MLBはこの実験をフィードバックして今後に生かしていく。テクノロジーはうまく機能し、大部分は成功と考えられているという。
さらに議論すべきは、最も公平であるべきボール-ストライク判定とするための「ストライクゾーンの設定」であると指摘。フォールリーグでは、ストライクゾーンは膝窩部からベルトの4.5インチ(約11.4センチ)上までとされたという。これはMLBルールブックで定義されているストライクゾーンに一致する。 記事は更に「この設定に疑問の声が多く上がったため、システムの設定が変更となる可能性がある」としている。
記事は最後に監督のコメントを紹介。「ラフターズ」のキース・ジョンソン監督は「狙ったところに投げなくてもよくなる。内角に直球を投げさせようとして捕手も内側に構え、反対側で捕球したとしてもストライクゾーンに入っていればストライクになる」と指摘している。