367億円男ハーパーは「素晴らしい同僚。リーダー」 同僚捕手が“悪役説”否定

フィリーズでチームメートのブライス・ハーパー(左)とJT・リアルミュート【写真:Getty Images】
フィリーズでチームメートのブライス・ハーパー(左)とJT・リアルミュート【写真:Getty Images】

ハーパー同僚のリアルミュート「素晴らしいチームメート。チームにいてほしいようなリーダーだ」

 昨オフにナショナルズからFAとなり、2月末にフィリーズに13年総額3億3000万ドル(約367億2300万円)の超大型契約を結んだブライス・ハーパー外野手。世界一を目指したいとチームを去った翌年に古巣ナショナルズがワールドシリーズ制覇を飾ったことで注目を集めた。

 米テレビ局「NBCスポーツ」は「フィリーズの捕手JT・リアルミュートはブライス・ハーパーが誤解されていると思っている」と伝えた。記事では「ブライス・ハーパーは10月に1度も打席に立たなかったが、それでも話題となった。彼が昨オフに去った古巣が、去った後1年もせずにワールドシリーズのトロフィーを掲げたからである」と米国内で大きな話題となっていることを指摘。実際に長年チームの絶対的主砲として支えたハーパーが同地区のライバルチームに移籍したことを快く思わないファンも多い。ここでリアルミュートが5日のMLBネットワーク内で語ったハーパーに対するコメントを紹介している。

「ハーパーは球界で最も誤解されている1人だと思う。最初は彼がどんなチームメートになるのか分からなかった。でも、彼は素晴らしいチームメートだよ。毎日全力でプレーしているんだ。チームにいてほしいようなリーダーだよ。なぜ彼が球界で悪役になっているのか分からない。クラブハウスでは本当にそんな人じゃないんだ」

 メジャー通算219本塁打の実力に加えて、時に物議を醸すビックマウスと派手なパフォーマンス。何かと注目を集めるお騒がせ感のあるスターだが、同僚にとっては良きチームメートのようだ。

 移籍1年目の今季は157試合出場し、打率.260、35本塁打、114打点、OPS.882だった。それでも、チームが81勝81敗の地区4位に沈んでは超大型契約の仕事を果たしたとは言い難い。ジョー・ジラルディ監督が指揮を執る来季はプレーオフへ導く活躍を期待したい。

(Full-Count編集部)

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