【プレミア12】侍J岸は「最高の準備ができた」 建山投手コーチ残り試合は「総動員」

侍ジャパンの楽天・岸孝之【写真:Getty Images】
侍ジャパンの楽天・岸孝之【写真:Getty Images】

韓国戦に先発するとみられる岸が東京ドームで“休日返上”

「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)スーパーラウンドを戦う野球日本代表「侍ジャパン」は14日は休養日。だが、16日の韓国戦に先発するとみられる岸孝之投手(楽天)のみ東京ドームで練習を行い、その様子を建山義紀投手コーチは見守った。

 岸の投球を見守った建山投手コーチは練習後、「正直(静養後に)投げ出した頃は力がなかったが、日に日によくなってきた。復帰後は岸らしいボールもあったけれどまとまりがなく、前回はよくなって。最高の準備ができたんじゃないか」と期待を寄せた。

 岸は前回11日のオーストラリア戦(ZOZOマリン)で2回28球を中継ぎで投げており、韓国戦に先発となれば中4日となるが「2イニング投げられたのが彼のベストの形で良かったと思います」と問題なしを強調した。

 ここまで日本はスーパーラウンド成績を3勝1敗として決勝進出に王手をかけており、順位決定戦を前に残すは16日の韓国戦のみ。明日15日の韓国対メキシコ戦の試合結果次第では韓国戦は“消化試合”となるが「そういうのは考えず、(選手)本人たちに伝えているように」と先発を練り直すことはしないという。

 残り2試合となり、建山投手コーチは「もう総動員で。これまで以上に(継投が)細かくなる」と先発中継ぎの“総力戦”にも言及。「(高橋)礼に関しては最後の試合での登板は十分ある」と12日アメリカ戦に登板した高橋を中4日での起用も示唆した。

 今永は13日メキシコ戦で6回82球を投げており、再登板には「可能性は低い」としながらも、否定はせず。今永本人はメキシコ戦後、「もし言われた時のため準備したい」と早くも意欲を燃やしていただけに、展開次第では豪華リレーとなるかもしれない。

○『世界野球プレミア12』の主な予定(テレビ朝日系列で放送)
11月17日(日)「決勝」

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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