ヤ軍、“不良債権男”と契約解除も28億円支払う羽目に 米酷評「歴史上で最大の過ち」

ヤンキースから契約解除となったジャコビー・エルズベリー【写真:Getty Images】
ヤンキースから契約解除となったジャコビー・エルズベリー【写真:Getty Images】

契約解除したエルズベリーに残りの契約2600万ドル(約28億円)を支払う羽目に…

 年俸約23億円を得ながら度重なる故障により2年連続出場なしに終わったヤンキースのジャコビー・エルズベリー外野手がついに契約を解除された。2013年オフに7年総額1億5300万ドル(約166億2200万円)の超大型契約を結んでいるため、球団は退団後も2600万ドル(約28億円)を支払う義務があることをAP通信が伝えている。

 ヤンキースも頭を抱えていることだろう。2年間出場がなかったエルズベリーに見切りをつけたが大型契約の“代償”は大きかったようだ。記事では「7年1億5300万ドルの契約のうち2600万ドル以上を残しているこの故障がちの外野手との関係を断ち切った」と伝えている。

 来季の年俸2100万ドル、さらに21年には500万ドルのバイアウトが付いた契約だったため計2600万ドル(約28億円)をエルズベリーに支払う羽目に。

 エルズベリーは2013年オフにFAでライバルのレッドソックスから加入したが成績は、149試合出場で打率.271、16本塁打、39盗塁をマークした移籍初年度の2014年が最高でその後は下降線をたどり、この2年間は1度も出場機会がなかった。

 巨額の大金を捨てる形になったヤンキースに「彼らの歴史上で最大のFA契約の過ちと言える」と指摘。また、米スポーツ紙「スポーツイラストレイテッド」も「エルズベリーを退団させるということは、ニューヨークが7年1億5300万ドルの契約のうちの2600万ドルを支払う必要があることを意味している」と伝えていた。

(Full-Count編集部)

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