ホークス増田、40万増の660万円でサイン 右手首手術決断も「プラスに捉える」
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「復帰まで半年」に迷うも「不安なくしてプレーしたい」
ソフトバンクの増田珠内野手が22日、契約更改に臨み40万円アップの推定660万円でサイン。同時に右手首の手術を決断したことを明かした。
2年目の今季は2軍のレギュラーとして111試合に出場し、打率.278、7本塁打、ウエスタンリーグ2位の53打点をマーク。シーズン終盤の9月28日には1軍初出場も果たした。
「(2軍で)100試合以上に出場させてもらって試合がメインの1年になり、やっとプロ野球だなと感じることができました。2軍でもそれなりの成績を残せたし、(球団からは)取り組む姿勢を評価していただきました」と笑顔を見せた。
同時に27日に東京の病院で高校時代に手術を受けた右手首に再びメスを入れることを決断した。
「フェニックスリーグで手首の別の場所が違和感があって病院に行ったら『古傷のボルトが折れている。このままだともっても1シーズン。その後の手術も困難になる』と言われました。すごく迷ったんですが、先のことを考えると『不安なくしてプレーした方がいい』と思い決断しました。腰の骨を移植します。復帰までは半年と言われています」
復帰は来季途中の5、6月となりそうだが「体づくりを半年かけてやれるとプラスに捉えています。目がいきにくいところにも目がいくでしょうし、少し引いたところからみんなのプレーを見ることで学ぶこともあると思います。ケガしない体を作って筋量を増やし、パワーアップを図りたい」と、落ち込んだ様子は一切見せることなく語った。
プロ3年目の大半をリハビリに費やすことにはなるが、今年2軍戦でつかんだ手応えを自信に増田は常に前を向き続ける。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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