13年374億円男スタントンは「ヤ軍を悩ませるか」 米全国紙が“不良債権”化を懸念

ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】

米全国紙「USAトゥデー」が特集「スタントンの契約がこの先、何年もヤンキースを悩ませるか」

 今季は度重なる故障に苦しみ、今季はわずか18試合出場に終わったヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手。14年オフに当時所属したマーリンズと結んだ13年総額3億2500万ドル(当時で約373億7500万円)の超大型契約は28年までで、2億1400万ドル(約232億1500万円)の巨額契約が残っている。

 ヤンキースは5年契約の1年を残し、来季年俸2610万ドル(約28億3000万円)を保証されたジャコビー・エルズベリー外野手を契約解除したばかり。米全国紙「USAトゥデー」は「スタントンの契約がこの先、何年もヤンキースを悩ませるか」との記事を掲載し、「ジャンカルロ・スタントンの契約はこの先何年も重荷となるだろう。エルズベリーとスタントンの契約には似た部分がある」と大砲の“不良債権”化を懸念している。

 スタントンはマーリンズから移籍した1年目の昨季は158試合出場、打率.266、38本塁打、100打点を記録したが、今季は今季は18試合出場で3本塁打にとどまった。記事ではスタントン、エルズベリーが以前から故障歴があり、1年目は結果を出したものの、「2年目は失敗となった」と指摘。さらに、両者ともトレード拒否権を持っていることを挙げている。

 記事では「スタントン獲得によって、ヤンキースはチームのスーパースターを決めたことになり、2018年オフにマニー・マチャド(パドレス)とブライス・ハーパー(フィリーズ)がFAになった時も獲得に動かなかった。2018年にぜいたく税の対象から外れたが、2019年にまた対象となった。そして、ジャッジやゲイリー・サンチェスなどの選手の年俸も大きく上がることになる」と言及。今後もスタントンの大型契約がチーム戦略に大きな影響を与えることは間違いなさそうだ。

 今オフのチームの補強ポイントは先発投手の強化。それでも、長年チームを支えた正遊撃手グレゴリウスがFAとなり、記事では「現在の状況がゲリット・コールやスティーブン・ストラスバーグのようなトップFA選手の獲得を妨げることになるのかは分からない。遊撃手と中堅手という2つの重要なポジションで開幕時に誰がプレーするか分かっていない」と不確定要素の多いチームの現状を綴っている。

 17年に59本塁打を放ったスタントンが持ち味の長打力を発揮すれば問題はないが……。悲願のワールドシリーズ制覇を目指す来季へ、通算308本塁打の大砲の“不良債権”化だけは避けたいところだ。

(Full-Count編集部)

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