“不良債権男”は現役に意欲 ヤ軍は28億円支払い義務も、他球団は6000万円で獲得可能!?

ヤンキースから契約解除となったジャコビー・エルズベリー【写真:Getty Images】
ヤンキースから契約解除となったジャコビー・エルズベリー【写真:Getty Images】

契約を解除されたエルズベリーについて米記者がレポート「来季プレーするつもり」

 巨額の契約を1年残しながら、ヤンキースから契約を解除されたジャコビー・エルズベリー外野手が「来季プレーするつもりだ」と米メディアが伝えている。すでに36歳のベテランだが、このままユニホームを脱ぐつもりはないようだ。

 エルズベリーは2013年限りでレッドソックスからFAとなり、2014年から7年総額1億5300万ドル(約166億2200万円)の契約を結んでヤンキースに加入。しかし、度重なる故障もあって徐々に出場を減らし、最近2年間はメジャーでの出場はなし。年俸を含めて2600万ドル(約28億円)の支払い義務を残していたヤンキースだが、契約解除を選択した。

 エルズベリーが球団指定の医療機関で治療を受けなかったことから、ヤンキースは支払いの一部を拒否する姿勢を見せているが、これが通らなければエルズベリーは2600万ドルを全額手にする。そして、どこかの球団が獲得を狙えば、メジャー最低保証年俸の56万3000ドル(約6116万円)で契約が可能。手をあげる球団があってもおかしくない。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者はツイッターで「ジャコビー・エルズベリーは来季プレーするつもりだ。もちろんヤンキースではないが。現時点で彼がどの程度準備できているのかは不透明だが、2020年に復帰することに向け取り組んでいると言われている」と紹介。最近2年はメジャーの舞台に戻ってこられなかったエルズベリーだが、復帰には意欲を見せているという。

 もし、他球団でプレーを続けることになれば、ヤンキースファンからの大ブーイングは確実だが、果たしてどうなるか……。

(Full-Count編集部)

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