福田秀平、ロッテ入りを表明 決め手は恩人「鳥越コーチという存在ですね」

ロッテへのFA移籍を表明したソフトバンク・福田秀平【写真:福谷佑介】
ロッテへのFA移籍を表明したソフトバンク・福田秀平【写真:福谷佑介】

ソフトバンクの球団事務所を訪れ報道陣に対応「来季からは千葉ロッテマリーンズでお世話になると決めました」

 国内FA権を行使し、去就が注目されていたソフトバンクの福田秀平外野手がロッテへの移籍を表明したことが26日、分かった。この日ロッテに入団の意向を伝え、他の5球団には断りの連絡を入れた。

 今季でプロ13年目となった福田には宣言残留を認めているソフトバンクのほか、ロッテ、ヤクルト、西武、楽天、中日の5球団が獲得に名乗りを上げた。交渉では、楽天の4年7億円プラス出来高で総額10億円にも上る破格の条件をはじめ、5球団全てが、4年5億円だったソフトバンクを上回る条件を提示。争奪戦を展開してきた。

 この日、ソフトバンクの球団事務所を訪れた福田は退団とロッテ移籍を決断したことを球団に伝えた。その後、報道陣に対応し「今季限りで退団することを伝えました。来季からは千葉ロッテマリーンズでお世話になると決めました」と表明した。

 決断の決め手として「最後は鳥越さんという存在ですね」と、2018年からロッテでコーチを務める鳥越裕介コーチの存在を挙げた。プロ2年目の2008年に父を亡くした福田。その直後に夫人を亡くした鳥越コーチに励まされてきたという。交渉では井口資仁監督、鳥越コーチとも電話で話して声をかけられた。「最後は野球人生を振り返った時に周りの支えがあってここまで来られた。辛い時に励ましてもらった恩人に声をかけてもらった」と語り、決断の理由を明かしていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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