牧田の楽天移籍、米でも速報 今季はマイナーで好投も「パドレスの気持ち動かず」

今季までパドレス傘下に所属していた牧田和久【写真:田口有史】
今季までパドレス傘下に所属していた牧田和久【写真:田口有史】

3年ぶりにNPB復帰「マイナーの高いレベルでは実に効果的な投球をした」が…

 楽天は26日、パドレス傘下マイナーから自由契約となっていた牧田和久投手との間で入団基本合意したと発表した。2017年オフにポスティングシステム(入札制度)を利用して西武からパドレスに移籍した右腕は3年ぶりのNPB復帰となるが、米メディアも速報で伝えている。

 牧田は米球界でも稀少なサブマリン投法で活躍が期待されたが、1年目はメジャーとマイナーの行き来を繰り返し、27試合登板で0勝1敗、防御率5.40。同オフには40人枠から外れ、今季はメジャー登板は1度もなし。今季は2Aで35試合に登板して防御率3.17、3Aでは8試合登板で防御率3.86だった。

 西武時代に同僚だった石井一久氏がGMを務める楽天でNPB復帰を果たすことになる牧田について、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「カズヒサ・マキタが楽天ゴールデンイーグルスと契約」と速報。「右腕のカズヒサ・マキタが彼の生まれ故郷である日本に戻る。東北楽天ゴールデンイーグルスが彼との契約を発表した」と伝えた。

 さらに、牧田がMLBでは9イニングあたりで「9.5」と、NPB時代(9イニング当たりで「5.0」)よりも三振を多く奪いながら、1年目には長打を許す傾向が高く、防御率も5.40だったことに言及。「彼はマイナーの高いレベルでは実に効果的な投球をした」と今季の投球を振り返りつつ「その活躍にサンディエゴ・パドレスの気持ちが動くことはなく、彼にもう一度メジャー(昇格)へのチャンスを与えることはなかった」と振り返っている。

 米国ではいい結果を残すことができなかったが、NPBでは通算276試合に登板し、53勝49敗25セーブ54ホールド、防御率2.83の好成績を残している。確かな実績を持つサブマリン右腕が楽天にどんな効果をもたらすのか、注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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