鷹千賀が圧倒的、ロッテ種市&阪神高橋遥が躍進 今季セ・パ奪三振率10傑は?
セ・リーグは阪神の2年目左腕がリーグ唯一の「10」超え
続いてはセ・リーグの10傑を見ていく。
○セ・リーグ
1 高橋遥人(神) 10.26(109回2/3 125奪三振)
2 山口俊(巨) 9.95(170回 188奪三振)
3 今永昇太(De) 9.85(170回 186奪三振)
4 ロメロ(中) 8.12(116回1/3 105奪三振)
5 菅野智之(巨) 7.92(136回1/3 120奪三振)
6 大野雄大(中) 7.90(177回2/3 156奪三振)
7 柳裕也(中) 7.70(170回2/3 146奪三振)
8 ジョンソン(広) 7.58(156回2/3 132奪三振)
9 小川泰弘(ヤ) 7.44(159回2/3 132奪三振)
10 九里亜蓮(広) 7.32(118回 96奪三振)
高橋遥人が1位。この投手も150キロの伸びのある速球が売り。2位の山口も速球とフォークで三振を奪う投球が持ち味だ。菅野は昨年の奪三振率が8.91(200回202奪三振)。今季は9イニング当たりで約1個減らしている。DeNAの左腕今永は速球に加えチェンジアップやスライダーを武器にしている。
奪三振率が低いからと言って優秀ではないとはいい切れない。ソフトバンク高橋礼の奪三振率は4.59(143回73奪三振)だった。同僚の千賀の半分以下だが、打たせて取る投球で今季の新人王に輝いている。阪神の西勇輝も5.85(172回1/3で112奪三振)と奪三振率は高くなかったが、安定感のある投球で10勝を挙げている。
奪三振率が高くても、四球が多かったり、被安打、被本塁打が多ければ投手成績は下落する。あくまで奪三振率は投手を評価する一つの指標だ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)