日ハム秋吉、1億円復帰で来季は初タイトル挑戦 “鬼門”なく安心「来年は大丈夫」

契約更改を行った日本ハム・秋吉亮【写真:石川加奈子】
契約更改を行った日本ハム・秋吉亮【写真:石川加奈子】

過去に甲子園で2度、怪我に泣き「呪われています」

 日本ハムの秋吉亮投手が28日、札幌の球団事務所で契約更改交渉を行い、3200万円増の1億円でサインした(金額は推定)。ヤクルトから移籍1年目でクローザーとして25セーブを挙げ、3年ぶりの大台到達。プロ7年目を迎える来季は初のタイトル獲得と防御率1点台を目指す。

 まさかの大台復帰だった。「自分でもビックリした金額でした。(移籍)1年目なので、そこまで上がらないかなと思っていました。大台は目標。誰でもいける数字ではないのでうれしいですし、続けられたら」と秋吉は思わず頬を緩めた。

 開幕はセットアッパーとしてスタートしたが、4月中旬からクローザーに定着。53試合に登板して0勝5敗7ホールド、防御率2.96の好成績を残した。セーブ数はヤクルト時代の16年の19セーブを上回るキャリアハイ。それでも来季の役割については「どっちがいいというのはないです」とサラリと言う。「自分は抑えというイメージを持っていない。中継ぎの延長。1イニング抑えることに変わりはないので。三振を取るタイプでもないし」とどこでも投げるつもりだ。

 充実したシーズンの中で悔いが残ったのは、6月9日の阪神戦(甲子園)で右足内転筋を痛めて1か月近く戦線離脱したこと。初めて1億円プレーヤーとして迎えた17年も甲子園での阪神戦で故障して成績も年俸も落とした。「呪われています。しかもバッターは両方とも原口。怖いです」と苦笑いした。幸い来季の阪神戦は札幌ドームでの開催。「来年は大丈夫ですね。(甲子園での)オープン戦だけ回避してもらえば」と言って報道陣を笑わせた。

 来季の目標は、初めての防御率1点台とタイトル獲得だ。今季は8月上旬まで1点台をキープしていたが、最終的に2.96だった。「パ・リーグ1年目でデータがないから最初は抑えられましたけど、後半は打たれてしまった。配球を変えなきゃいけないと思いますし、変化球の精度を上げたり、何かかを変えなきゃいけない」とさらなる進化を目指す。無縁だったタイトルにも「1回も獲ったことがないので、獲ってみたいです」と、どん欲さを見せた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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