西武愛斗、浅村に弟子入り 秋山からゲキ「定位置取れなかったらクビの気持ちで」

選手会ゴルフに参加した西武・愛斗【写真:安藤かなみ】
選手会ゴルフに参加した西武・愛斗【写真:安藤かなみ】

来年で高卒5年目「開幕スタメンを取って当たり前くらいの覚悟で」

 西武の愛斗外野手が、来季のレギュラー定着に向け今オフに楽天浅村の自主トレに参加することがわかった。29日、箱根町の大箱根カントリークラブで行われた選手会ゴルフに参加した愛斗は「今年(レギュラーを)取れるチャンスがあったのに取れなかった。来季は開幕スタメンを取って当たり前くらいの覚悟でやりたい」と並々ならぬ決意を語った。

 今季はプロ初安打を放つなど42試合に出場しキャリアハイの成績を残した愛斗が、早々に来季の開幕スタメン宣言だ。西武不動の中堅手・秋山が海外FA権を行使してメジャー移籍を表明しており、退団が濃厚となっている。外野のポジションに空席ができるこの絶好機に、愛斗は今治で行われる楽天・浅村の自主トレに参加を志願。浅村が西武時代から自主トレを共にしている熊代を介して快諾を得たという愛斗は「浅村さんの打撃も魅力だけど、体幹をしっかり鍛えると聞いている。ケガをしない身体を作って、来年いい状態で毎日を迎えたい」と球界を代表する強打者から多くを学び取るつもりだ。愛斗は来季高卒5年目のシーズンを迎えるにあたり、若獅子寮も退寮。一層の自覚を持ってオフは修行に励む。

 28日の選手会納会では秋山から「来季レギュラーを取れなかったらクビくらいの気持ちでやれ」とハッパをかけられ、山川からは「来年1年をどう過ごすかが大事。俺は何度も(レギュラー定着のチャンスを)落としているし、レギュラーを取るまでが大変なのは分かっている」と声をかけられた。愛斗は「今年は『レギュラーを取りたい』と思って、小さくなってしまっていた。切羽詰まって打席に立つことがないようにする気持ちだけだと思う」と話し、来季を見据えていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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