西武高橋光、地元の野球教室参加も“鬼門”に苦笑い 「ローテが合わないことを祈ります」
過去の登板では上毛新聞敷島球場で打ち込まれ「ここではもう投げたくない」
西武の高橋光成投手が1日、山川穂高内野手、森友哉捕手らと地元・群馬県の上毛新聞敷島球場で野球教室に参加した。前橋育英高2年時に夏の甲子園で優勝投手になり、一躍地元のスターとなった高橋光。この日は集まった約200人の子どもたちと積極的にコミュニケーションを取りながら、野球の楽しさを伝えた。
参加した子どもたちに「投げるときは相手の胸をめがけて投げるんだよ」と優しく声をかけながら、終始笑顔だった高橋光。「地元の子どもたちに少しでもなにか伝えたくて」とはにかんだ。
しかし、高橋光にとってこの球場は鬼門中の鬼門だ。プロ2年目の2016年6月に同球場で先発した際には6回途中7失点で降板。今年5月にも先発のマウンドに上がったが、6回7失点と大乱調で、いずれも故郷に錦を飾ることはできなかった。高橋光は「ここではもう投げたくない。野球教室だけでいいですね」と苦笑い。来年も同球場での公式戦が予定されているが、「ローテーションが合わないことを祈ります」と先発回避を願っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)