西武森、子供たちへ道具の大切さを説く 「銀仁朗さんが言っていて、いい言葉だなと」
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子供たちへ「スパイクやグローブは親に買ってもらったもの。家に帰ってしっかり磨きましょう」
西武の森友哉捕手が1日、山川穂高内野手、高橋光成投手らと群馬県の上毛新聞敷島球場で行われた野球教室に参加。集まった約200人の子どもたちと寒空の下で身体を動かした森だったが、最後のデモンストレーションでは柵越えならず。パ・リーグMVPも「難しいですね」と少年の顔を覗かせ、悔しがった。
来季から選手会長に新しく就任することになる森。「しゃべりは下手」と自称しているが、この日は子どもたちを前に「スパイクやグローブは親に買ってもらったもの。家に帰ってしっかり磨きましょう。そうじゃないと、うまくならない」と道具を大切にする心の重要性を説いた。
森は「自分が19歳か20歳くらいのときに銀仁朗さん(炭谷)が(野球教室の場で)言っていて、『いい言葉だな』と思ったので、言わせてもらいました」と、挨拶が16年まで西武で選手会長を務めていた炭谷からの受け売りであることを明かした。
森はこの日ロングティーを行うグループを中心に指導。「自分も小さいころ、プロに見てもらえると嬉しかった。何かしら声をかけて頑張ってもらえたらと思って」と話し、子どもたちとハイタッチをしたりするなど積極的に触れあっていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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