筒香、“争奪戦”の末に3球団に絞り込み 代理人「ヨシトモを争っている」

去就に注目が集まるDeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】
去就に注目が集まるDeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】

渡米中の筒香はメジャー関係者の前でプレーを披露した

 DeNAからポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指す筒香嘉智外野手が、移籍先を3球団に絞り込んでいることが明らかになった。代理人のジョエル・ウルフ氏がウインターミーティングで取材に応じ、明らかにした。

 ウルフ氏によると、筒香は球団関係者が見守る中でプレーを披露したという。ウルフ氏は「過去2週間、多くの球団がヨシトモを争っている。彼を心地よい状態に置いて、打撃や守備などを球団GMや監督ら、日本での彼をみたことがない人にショーケースさせたかった」と説明した。

 さらにウルフ氏は「そのショーケースのあと、彼らはツツゴウに直接会って、野球の話や望みを聞いたりした。とても上手く行っていると思う。ツツゴウはとても素晴らしい」とうなずいた。そして「ショーケースを見た監督の1人は三塁が良いと考えたようだ。ツツゴウはどのポジションにもオープンだ」とも説明した。

 ウルフ氏は移籍先を「3チームまでに絞り込んできている」と明言。そして「必ずしも最高の金額で契約する球団と契約したいとは思っていない。どのくらいプレーできるか、彼の才能をフィールドで見せて、MLBで日本の打者が活躍できることを示したいと思っている。それが彼のゴールだ」と契約内容よりも試合に出場できるチームを優先することも示した。

 筒香は11日(日本時間12日)にウインターミーティングが行われているサンディエゴを訪れ、複数の球団関係者と会談したという。ウルフ氏は「彼はとてもスマートで、質問をたくさんしていた。球団とのミーティングには監督も同席して、彼らはツツゴウのことを気に入ったようだ。デッドラインの前に決まることを我々も球団も願っている」と述べた。

 MLB球団の、筒香との交渉期間は米国東部時間の12月19日午後5時。「4~5日ぐらいで決まるといいと考えている」とウルフ氏。その時が近づいている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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