大谷翔平の来季起用法は慎重に エ軍GM「週1日投げ、週4日打つのを見たい」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

エプラーGM「トミー・ジョン手術から復帰する選手のリスクを増やしたくありません」

 エンゼルスのビリー・エプラーGMは11日(日本時間12日)、大谷翔平投手の来季起用法について、「彼が週1日投げ、週4日打つのを見たいと思っています。それができるのであれば、それが起用プランとなるでしょう」と語った。

 大谷は昨年10月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季は打者に専念。来季は二刀流復活の期待がかかる。週1度の登板で登板前後は休養日、週4日の打者出場は日本ハム時代を踏襲したメジャー1年目の18年と同じ起用法となる。「トミー・ジョン手術から復帰する選手のリスクを増やしたくありません」とエプラーGM。マドン新監督は「もちろん(検討する)。そうすれば年間さらに50打席ほど増えることになる」と投打同時に起用するリアル二刀流プランを口にしていたが、エプラーGMは慎重だった。

 現在、大谷は本拠地で右肘のリハビリに励んでいる。エプラーGMは「彼はこの時期に他の先発投手よりも強い強度で投げています。私が考えることは、『ショウヘイにとって何が一番か?』ということです。投球を継続するか、マウンドで投げるか、平地で投げるか、止めて休むか、完了するまで考えていきます。その後に彼の起用法についてもっと分かるでしょう」とリハビリ状況を報告。「トミー・ジョン手術のリハビリの最終段階です。クリスマス頃に完了する見込みです」と見通しを語った。

 また、アリゾナ州テンピで行われるエンゼルスのスプリングトレーニングは投手と捕手のバッテリー組は2月12日(同13日)、野手組は17日(同18日)に始動する。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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