西武加入の森越が入団会見 中日、阪神を経て3球団目「使い勝手のいい選手に」

入団会見を行った西武・森越祐人【写真:安藤かなみ】
入団会見を行った西武・森越祐人【写真:安藤かなみ】

自身2度目の12球団合同トライアウト挑戦、長男誕生日に合格の報

 元阪神でトライアウトを経て西武に入団が決まった森越祐人選手が24日、所沢市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「59」。年俸750万円。(金額は推定)

 中日、阪神と渡り歩き西武が3球団目となる森越は新しいユニホームに袖を通し、「自分のやるべきことはわかっている。新たなチームでいいスタートを切りたい」と晴れやかな表情で語った。

 2010年ドラフト4位で中日に入団するも、2014年に戦力外通告を受けた。12球団合同トライアウトを経て翌15年からは阪神でプレーしたが、今季限りで戦力外となり退団した。

 2度目の12球団合同トライアウト挑戦について「年齢的にも来年で32だし、正直2回受かるのは難しいと思っていた」という森越。12球団合同トライアウトには両親や家族も応援に駆け付け、「(現役で)やりたい気持ちもあったけど、区切りという気持ちだった」と集大成をプレーにぶつけた。声がかからなければ引退して第2の人生を歩む覚悟も決めていたが、11月末に長男の1歳の誕生日当日に西武の編成担当から電話を受け、現役続行への道が開けた。

 西武の内野陣は山川、源田を始めレギュラー陣が固定されているが、控え選手の層の薄さがチームにとって課題の1つでもあった。森越は「使い勝手のいい選手になりたい。困ったときに『森越がいてよかった』と言ってもらえるようにすることが、1軍の戦力としてベンチ入りすることに繋がる」と頷いた。会見の最後は「お手柔らかにお願いします。阪神から来ているので、メンタルは鍛えられています」と話し、報道陣を笑わせていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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