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強すぎるソフトバンク、優勝5度に勝率5割未満は1度もなし…10年代パ最強チ―ムは

2019年も残り僅かとなり、2010年代のプロ野球を改めて振り返る。

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】

西武が2連覇中、日本ハムは12年&16年に優勝

 2019年も残り僅かとなり、2010年代のプロ野球を改めて振り返る。

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 パ・リーグの、この10年間の通算成績は以下の通りになる。

ソフトバンク 1435試合 807勝 577敗 51分 勝率.583 
西武 1435試合 735勝 659敗 41分 勝率.528
日本ハム 1435試合 722勝 674敗 39分 勝率.517
楽天 1435試合 666勝 730敗 39分 勝率.477
ロッテ 1435試合 658勝 732敗 45分 勝率.473
オリックス 1435試合 648勝 741敗 46分 勝率.467

 ソフトバンクが貫禄の1位だった。2位西武に「77ゲーム差」を付けての圧勝だった。優勝回数はソフトバンクが5度(2010、11、14、15、17年)、西武と日本ハムが2度で続き、楽天が1度。ソフトバンクはBクラスが2013年の1度だけであり、長期的に安定した成績を残している。ロッテは2005年、オリックスは1996年を最後に優勝から遠ざかっている。ロッテは10年にリーグ3位から日本一に輝いている。

 各球団ごとに、この10年間の動きを振り返ってみよう。

【ソフトバンク】
 2009年から指揮を執った秋山監督の元、10、11年に連覇。10年はクライマックスシリーズ(CS)でロッテに敗れるも、11年は2位に17.5差をつける圧勝で、日本Sも制した、14年はオリックスとの熾烈な優勝争いを制し、再び日本一に。工藤監督が就任後の5年間でリーグ優勝2度(15、17年)、日本S制覇4度(15、17~19年)。この10年間で1度も勝率5割を切ることがなかった唯一のチームでもある。

【西武】
 2010年はリーグ優勝を目前にしながら、ソフトバンクに大逆転を喫した。10年から2→3→2→2位と安定した成績を残した渡辺監督の後任に伊原監督が14年に就任するもシーズン途中に休養。同年に監督代行を務めた田辺徳雄氏が15、16年も指揮を執ったが3年連続Bクラスに沈んだ。しかし辻体制になった17年に2位に躍進、強力打線を前面に押し出した18~19年にリーグ連覇を飾った。しかし、CSではリーグ2位のソフトバンクに敗退した。

【日本ハム】
 2008年から指揮を執っていた梨田監督が11年を最後に退任。栗山体制になった12年はダルビッシュがメジャーに移籍したこともあり、苦戦が予想されたが2位西武に3ゲーム差をつけて優勝した。13年には大谷翔平が入団。大谷が投打にわたって活躍した16年に4年ぶりの優勝。10年ぶり日本一にも輝いた。ただ直近の3年間は5→3→5位に。来季が就任9年目となる栗山監督の真価が問われる年になる。

【楽天】
 2009年に2位に導いた野村克也氏の後を受け、ブラウン体制になった10年は最下位に。11年から指揮を執った星野仙一氏就任3年目に花を咲かせた。田中将大の大活躍もあって初優勝、日本シリーズも制して日本一になった。しかしその後の6年間は6→6→5→3→6→3位。15年を率いた大久保氏は1年で退任。昨季途中に監督代行となり、今季は監督を務めた平石洋介氏は3位に導くも退任。来季は三木肇新監督が指揮を執る。

【ロッテ】
 西村体制1年目の2010年はリーグ3位もCSで西武、ソフトバンクを撃破。日本シリーズでも中日を破って、下克上日本一を達成した。13年に伊東勤氏が監督に就任。在任5年で3位に3度導くも、最下位だった17年を最後に辞任した。18年に井口資仁氏が元メジャーリーガーとして初めてNPBの監督に就任。2年目の今季は惜しくもAクラス入りは逃すも3位楽天に2ゲーム差に肉薄した。若手の台頭が著しく来季への飛躍を予感させる1年だった。

【オリックス】
 元阪神監督の岡田彰布氏が監督に就任した10年に交流戦を制覇。森脇体制2年目の14年にはソフトバンクと激しい優勝争いを演じたゲーム差なしの2位に躍進した。しかし、この10年を振り返ってみればAクラスはこの年だけ。翌15年からは5→6→4→4→6位に沈んでいる。優勝はイチロー氏が在籍していた1996年が最後。栄光から遠ざかっている。

 ソフトバンクは秋山監督で3度、工藤監督で2度のリーグ優勝。長く安定した力を発揮した。戦力は充実の一途で来季以降もパ・リーグの優勝戦線の中心になるだろう。リーグ2連覇ながら、CSでソフトバンクに勝てない西武の巻き返しや、就任9年目となる栗山監督率いる日本ハムの戦いも注目される。三木新監督が就任した楽天、若手が台頭するロッテの戦いも注目される。長く低迷するオリックスだが投手陣はそろっているだけに、大物新外国人アダム・ジョーンズ加入で打線が活発化すれば躍進も十分に考えられる。

(Full-Count編集部)

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