DeNA関根、メキシコWL自身最終戦でリーグトップ46得点 「本当に人に恵まれた」

ヤキス・デ・オブレゴンでプレーしたDeNA・関根大気【写真:球団提供】
ヤキス・デ・オブレゴンでプレーしたDeNA・関根大気【写真:球団提供】

55試合出場、打率.292、46得点、20盗塁をマークした

 メキシコのウインターリーグに参加し、ヤキス・デ・オブレゴンでプレーしている横浜DeNAベイスターズの関根大気外野手が28日(日本時間29日)、敵地で行われたナランヘロス・デ・エルモシージョ戦に途中出場し、1得点を記録して、通算46得点でリーグトップタイに浮上した。

 この日は関根にとって、メキシコでの最後の試合だった。プレーオフをにらみ、故障明けの選手が先発で起用されたため、関根は約2か月ぶりにスタメンから外れたが、7回から右翼で途中出場。試合が延長戦に突入したことで4度打席に立ち、1打数1安打2四球1犠打と役割を果たした。

 試合は延長14回、7-2でオブレゴンが勝利。レギュラーシーズン2試合を残し、関根の通算成績は55試合、打率.292(28日時点でリーグ17位)、出塁率.365(同16位タイ)、46得点(同1位タイ)、20盗塁(同3位)、5三塁打(同1位)となった。

「最後は楽しんでやろうと思っていた。球場全体を見渡していろんなものを見て感じて帰りたいなと思っていた。チームだったり、身近ないろんな人への感謝の気持ちを持ってプレーしました。得点できたのは後ろの打者のおかげです」

 実りのある海外経験だった。メキシコでは得点ごとに生還した選手とベンチでハイタッチを行うのが一般的で「個人の成績は数字的には満足していないが、チームメイトに支えられたなと思う。人のプレーでこんなに喜べるのはすごく幸せなこと。自分の心がいい状態でないと、そうはならない。人のプレーで喜べる自分がいたことも嬉しいし、それを共有できる仲間、監督、コーチがいたことも嬉しい。本当に人に恵まれたと思う」と、振り返った。

 30日に帰国の途につく関根は、今後は1月は国内で自主トレを行い、2月のキャンプインを迎える予定。来季は筒香が抜けた外野のポジションを争うことになる。メキシコで成長を遂げた関根は「来年は結果を残せるシーズンにしたい。やれると思っているし、改めてメキシコで自信もつけることができた。自分でも来年が楽しみです」と、来季の飛躍を誓った。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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