秋山加入でレッズは「優勝を目指せる」米メディアは大きな期待「プレー時間多く得る」

レッズとの契約合意が報道された秋山翔吾【写真:荒川祐史】
レッズとの契約合意が報道された秋山翔吾【写真:荒川祐史】

ナ・リーグ中地区4位から浮上を目指すレッズ「アキヤマは選択肢を与える」

 海外FA権を行使してメジャー挑戦を目指していた秋山翔吾外野手がレッズに移籍することが決まった。契約内容は3年契約で総額2000万ドル(約22億円)となる見込み。レッズはこれまで日本人がメジャーでプレーしたことがない唯一の球団で、秋山が初の日本人選手となる。

 今季は75勝87敗、ナ・リーグ中地区でカージナルス、ブルワーズ、カブスに次ぐ4位に終わったレッズ。来季の浮上を目指す球団にあって、秋山の加入は米メディアから「ショウゴ・アキヤマはレッズに選択肢を与える」と、好意的に捉えられている。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「アキヤマがプレー時間を多く得ることになるのは疑いがない」と秋山がレッズで数多くの出場機会を得られると予想。記事の中では、秋山が中堅だけでなく、外野の3ポジション全てで起用されるとみている。

 来季のレッズの外野陣は左打者の秋山とともに、左のジェシー・ウィンカー、右のニック・センゼル、アリスティディス・アキーノの4人になると見込まれる。センゼルは本職は二塁手だが、レッズは今オフに今季35本塁打、メジャー通算182本塁打のマイク・ムスタカスを獲得。ムスタカスが主に二塁を守ることになる。

「トレード・ルーマーズ」は「ムスタカスと契約した後にアキヤマを獲得したからといって、センゼルが構想から外れることにはならない。だが、こうした動きは、彼なしでもロースターが機能するようにしていると想像することもできる。センゼルのような選手は、他球団に優れた遊撃手をトレードさせることができるかもしれない」と指摘。秋山の加入により、今季メジャーデビューを果たした有望株のセンゼルをトレード要員とし、手薄な遊撃手を補強する選択肢もあるとしている。

 ムスタカス、そして秋山の加入で「現状でもレッズは向上した。現時点までの補強でも優勝を目指せるチームにはなった」とレッズが地区優勝を狙える戦力を有したする「トレード・ルーマーズ」。より強力なチームとなるためには「大きな動きを1つすることで、厳しいナ・リーグ中地区で際立つチームになることができるかもしれない」と指摘している。

(Full-Count編集部)

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