466億円トラウトや360億円ハーパーより期待上…鷹助っ人ムーアは元米NO1有望株

ソフトバンクが獲得を発表したマット・ムーア【写真:Getty Images】
ソフトバンクが獲得を発表したマット・ムーア【写真:Getty Images】

ロサリオ、スパンジェンバーグ、ソリス、マーティンは後にNPBへ移籍した

 2012年開幕前のMLB有望株ランキングでマイク・トラウト外野手、ブライス・ハーパー外野手を抑えて全体1位の座に輝いたマット・ムーア投手がソフトバンクに加入する。そんな2012年の有望株ランキングトップ100には、後にMLBのスターに登り詰めた選手からNPBに新天地を求めた選手まで数多くランクインしている。

 マイナーで圧倒的な成績を残し、2011年にメジャーデビューしたムーアは初先発でヤンキース相手に5回11奪三振無失点、プレーオフでも7回2安打無失点と好投すると、一気に評価を高めて全体1位に駆け上がった。2012年には期待通りに11勝を挙げると、2013年には球宴に選出され17勝をマークしたが、2014年にトミー・ジョン手術を受けると球速が低下。2016年には復活して13勝を挙げたが今季は2試合の登板に終わり、ソフトバンクと契約した。

 この年の2位に入ったのがハーパー、3位に入ったのがトラウトだった。2012年はトラウトがア・リーグ新人王、ハーパーがナ・リーグ新人王に輝くと、2人は一躍スターダムへ。MVP3回のトラウトは昨オフに12年総額4億2650万ドル(約466億円)でエンゼルスと契約延長、2015年MVPのハーパーは昨オフに13年総額3億3000万ドル(約360億円)でナショナルズからフィリーズに移籍した。

 さらに、6位には昨オフに10年総額3億ドル(約327億円)でパドレスに移籍したマニー・マチャド内野手、11位には今オフにヤンキースと投手史上最高額の9年総額3億2400万ドル(約354億円)で契約したゲリット・コール投手と豪華な面々が並び、9位にトレバー・バウアー投手、22位にノーラン・アレナド内野手などもランクインしている。

 また、63位に元阪神のウィリン・ロサリオ捕手、81位に今季から西武に加入するコーリー・スパンジェンバーグ内野手、86位に昨季DeNAでプレーしたサミー・ソリス投手、89位にロッテのレオネス・マーティン外野手が入るなど、後にNPBに移籍した選手も数多くいることがわかる。

 2012年には豪華なランキングの1位に君臨していたムーア。ソフトバンクで復活し、もう一花咲かせることができるか注目だ。

(Full-Count編集部)

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