ダルビッシュが10年代の奪三振率1位… 米メディア“部門別”投手ランキング発表

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

与四球率で田中将大が3位、黒田博樹は9位にランクイン

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「2010年代で最も優れた先発投手」と題した記事を掲載した。名だたる投手たちの中には、日本人投手の名前も含まれている。

 記事は重要なカテゴリー別にトップ10(最低1000投球回)の投手を挙げている。「現実的に言えば、この投票で勝利に値する投手として名前が挙がるのはごくわずか」と書かれたように、名前が挙がる選手は一握りで、ドジャースのクレイトン・カーショー投手は9部門全てにリストインされ、ナショナルズのマックス・シャーザー投手やアストロズのジャスティン・バーランダー投手も多くの部門を占めた。

 そんな中で「9回あたりの奪三振数」で1位タイに選出されたのがダルビッシュ有投手で、レッドソックスのクリス・セール投手と並び、11.12奪三振をマークしたという。同ランキングに入ったストラスバーグやコール、バーランダーなど名投手と比べても圧倒的な数字を残している。

 さらに「9回あたりの四球数」では、ヤンキースの田中将大投手が3位(1.79)、ドジャースとヤンキースで活躍した黒田博樹投手が9位(2.0)に入った。田中はクルーバーの1.95、カーショーの1.96よりも高く、黒田はグリンキーの2.01よりもいい数字だったという。1位(1.55)は2012年に38球連続ストライクを達成したバートロ・コロン投手だった。

 このように、2010年代には日本人投手たちが大物MLB投手たちと肩を並べる活躍を残してきた。名前が挙がったダルビッシュ、田中だけでなく今季は山口俊投手のブルージェイズ入りなど楽しみな要素もあるが、2020年代に日本人投手はどのような成績を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

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