山口のBジェイズ加入は「喜ばしいサプライズ」 元横浜の投手コーチが活躍に太鼓判

ブルージェイズと契約した山口俊【写真:Getty Images】
ブルージェイズと契約した山口俊【写真:Getty Images】

ウォーカー投手コーチは2004年に横浜に在籍した

 巨人からポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指していた山口俊投手は、ブルージェイズと2年総額635万ドル(約6億8600万円)、出来高140万ドル(約1億5130万円)で契約した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、ブルージェイズの投手コーチで2004年に横浜でプレーしたピート・ウォーカー氏が山口を絶賛していると伝えている。

 記事は「スカウトの間ではそこまではっきり称賛されているわけではないが、ヤマグチは日本で素晴らしい投手である」と紹介。「(先発か救援か)明確な役割がはっきりしないままブルージェイズにやって来るわけだが、ウォーカー(投手コーチ)は彼の投手としての“柔軟性”を理解しているのかもしれない」と指摘している。

 ブルージェイズのピート・ウォーカー投手コーチは2004年に横浜(現DeNA)でプレー。10試合に登板、2勝4敗、防御率6.80の成績を残した。柳ヶ浦高校から2005年高校生ドラフト1巡目で横浜に指名された山口とは重ねっていないが、記事によると既に投球をチェックしているという。

 記事は、ウォーカー氏のコメントを紹介。「彼ら(DeNA)は彼(山口)の映像も送ってくれた。私は彼が登板している試合をいくつか見る機会を得た。彼は直球も巧みに制球でき、えげつないスプリットも投げる。ブルペンから登板しても、または短い投球回数でも効果的な投球ができる」と話している。

 ウォーカー氏はさらに「柔軟性もあるし、イニング数も計算できる。彼は投手としての自身の特徴をしっかり理解しているように思える。だから、我々は(ヤマグチの根本的な部分で)新しい何かを作り出そうとしているわけではない。彼は自分のすべきことを理解しているし、彼が我々にとって心底喜ばしいサプライズとなってくれる。私はそんな感覚を覚えている」と称賛している。

 日本野球を知るウォーカー氏の存在は、山口にとって心強いだろう。投手コーチの言葉通り、山口がチームに「喜ばしいサプライズ」をもたらすか。注目される。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

CATEGORY