14年ぶり復帰の松坂、手術から復活目指す内海…西武の2020年カムバック候補たち

14年ぶりに西武に復帰する松坂大輔【写真:小倉元司】
14年ぶりに西武に復帰する松坂大輔【写真:小倉元司】

「自律神経失調症」を公表の多和田は契約保留選手のまま復帰を待つ

 圧倒的な打線でパ・リーグ連覇を果たした西武。今オフには松坂大輔投手の14年ぶり復帰が決まり、大きな話題となった。また、ベテランの内海哲也投手も左腕手術からの復活を目指している。ここでは2020年のカムバックに期待がかかる選手たちを取り上げたい。

○松坂大輔投手(39歳)

 かつての大エースが14年ぶりに復帰。西武で108勝、メジャーで56勝を挙げて2015年にソフトバンクに加入したが、右肩の故障で3年間でわずか1登板。2018年には中日で6勝4敗、防御率3.74の成績を残してカムバック賞も受賞したが、昨季は2試合登板にとどまった。“平成の怪物”が令和の時代に再び輝きを放てるか。

○内海哲也投手(37歳)

 2018年オフに国内FA権を行使した炭谷の人的補償として加入。巨人では15年間で133勝を挙げ、最多勝2回、最多奪三振のタイトルも獲得したが、移籍1年目の昨季は初の1軍登板なしに終わった。10月下旬には左腕の手術を行い、今季は完全復活を目指す。

○エルネスト・メヒア外野手(34歳)

 来日1年目の2014年に34本塁打で本塁打王に輝くなど、4年連続2桁本塁打をマークした大砲。ここ2年間は代打での起用が中心となり、昨季は75試合で打率.211、6本塁打と自己最低の成績に終わった。オフには3年契約を満了したが残留を選択し、レギュラー再奪取を目指す。

○榎田大樹投手(33歳)

 阪神時代の2011、12年にセットアッパーとして活躍。2018年開幕前に岡本とのトレードで加入すると、23登板(22先発)で11勝4敗、防御率3.32と復活し、自身初の2桁勝利もマークした。しかし昨季は故障の影響からフォームを崩し、13試合で4勝3敗、防御率6.52。今季は先発ローテーションに戻り、パ・リーグ最低の防御率4.35に終わった投手陣の救世主となりたい。

○多和田真三郎投手(26歳)

 2015年ドラフト1位で入団。3年目の2018年には16勝を挙げて最多勝に輝いた。しかし、昨季は12試合で1勝6敗、防御率5.83と不振に陥り、9月には「頻脈性不整脈」で療養に入った。12月には渡辺GMが「自律神経失調症」であることを公表し、契約保留選手のまま復帰を待つ。

(Full-Count編集部)

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