大谷翔平はエンゼルスの「エース」 二刀流復活に米記者が期待「彼なしでは…」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「ショウヘイ・オオタニが25-26先発登板、エースとして週1回登板すること」

 5年連続でポストシーズン進出を逃している大谷翔平投手の在籍するエンゼルス。名将ジョー・マドン監督を新監督に迎えた今オフはアンソニー・レンドン外野手やディラン・バンディ投手、フリオ・テヘラン投手、ジェイソン・カストロ捕手をチームに加え、積極的な動きを見せている。

 ただ、地元出身のゲリット・コール投手を逃すなど、重要な補強ポイントとされたエース級投手は獲得できていない。バンディ、テヘランも先発投手ではあるものの、エース級と呼べるほどの実績ではなく、二刀流の復活が期待される大谷翔平投手に“エース級”の働きを期待する声が上がっている。

 MLBネットワークでは番組でエンゼルスのオフの補強動向を検証。米紙「ニューヨーク・ポスト」でコラムニストも務めるジョエル・シャーマン氏は「彼なしではエンゼルスのローテーションには1番手と2番手がおらず、3番目もいないかもしれません」と語り、大谷の活躍が不可欠であると指摘した。

 司会者が今オフのエンゼルスの補強を回顧し「エンゼルスはアクティブなオフとなっています。アクティブではありますが、生産的でしょうか?」とテーマを掲げると、これにシャーマン氏は回答。「リストに載っていない最も興味深い補強は投手ショウヘイ・オオタニです」と、右肘のトミー・ジョン手術から復帰する見通しの“投手”大谷に着目した。

 シャーマン氏は「ショウヘイ・オオタニが25-26先発登板、エースとして週1回登板すること。彼なしではエンゼルスのローテーションには1番手と2番手がおらず、3番手もいないかもしれません。そのため、彼から優れた140-150イニングを必要としています」と言及。大谷がローテの一角として週1回、先発登板を重ねて結果を残すことが必須だとした。

「エンゼルスは全体的に良いオフとしていると思います。レンドンは素晴らしい選手です」と、今オフのエンゼルスの補強を高評価したシャーマン氏。マイク・トラウトというスーパースターを抱えながら、5年間ポストシーズンから遠ざかっているエンゼルスにとって、大谷の二刀流復活は大きな意味をもたらすことになるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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