MLB目指し亡命の鷹コラスは今後どうなる まずは居住権取得、移籍先はWソックス?

ソフトバンクのオスカー・コラス【写真:福谷佑介】
ソフトバンクのオスカー・コラス【写真:福谷佑介】

昨季までソフトバンクでプレーしていたコラスがキューバを出国

 昨季までソフトバンクでプレーし、メジャー移籍を目指して亡命したと伝えられているオスカー・コラス外野手。MLB公式サイトなどの米メディアでも伝えられ、今後の動向が注目されている。

 米ヤフースポーツでもコラスの亡命についてレポート。その中で今後、第3国での居住権取得がどのように進んでいくかが、去就の決定の早さを左右することになるとしている。

 記事ではMLB各球団が外国籍の若手選手を獲得するために使える「ボーナス・プール」の存在を指摘。現在、各球団はそのボーナス・プールの残額が少なくなっており「7月には外国籍の若手選手との契約が解禁となり、各球団は、利用できる国際ボーナスプールが最も潤沢に手にしていることになる」と、7月になれば、その資金も増えると言及している。

 まず、コラスがキューバから亡命した際には、まず居住権を取得することが先決。手続きを終え、正式に権利を手にするまでは数か月を要するとされている。その後、MLB球団への入団が可能になる。7月を待たずにコラスが居住権を取得できれば、「現在残っている国際ボーナスプールの金額で、7月を待たずして彼と契約しようとする球団が現れるかもしれない」と記事では指摘されている。

 その移籍先の候補となる球団として、米ヤフースポーツはホワイトソックスを候補に挙げた。ホワイトソックスは先日、キューバ出身の若手有望株であるルイス・ロバート外野手とメジャー未経験ながら6年総額5000万ドル(約55億円)の巨額契約を結んだ。このロバートは2015年の「第27回 WBSC U-18ワールドカップ」でキューバ代表の3番を打ち、この時の4番がコラスだった。

 ホワイトソックスはロバート以外にもキューバ出身選手が多く在籍しており「過去10年間でキューバの有望株の獲得競争に参戦し、ヨアン・モンカダやルイス・ロバート、ホセ・アブレイユらキューバ出身選手が中心を担うホワイトソックスが(コラス獲得の)有力候補のように思える」と指摘。コラスは元々が“二刀流選手”で記事では「日本のオオタニを既にチームに抱えるエンゼルスも興味を示すかもしれない」との可能性も示していた。

(Full-Count編集部)

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