燕のドラ3杉山、ドラ1奥川の球質に驚嘆 「見たことない。回転とか、すごかった」

合同自主トレに臨んだヤクルト・奥川恭伸【写真:荒川祐史】
合同自主トレに臨んだヤクルト・奥川恭伸【写真:荒川祐史】

ドラ2吉田大喜も順調「イメージしたより体が動く」

 ヤクルトに今季入団する新人6選手が7日、埼玉・戸田球場で合同自主トレを開始した。初日はアップやキャッチボール、ランニングなど軽めのメニューをこなし、約250人のファンと監督、コーチ陣に囲まれて緊張の面持ちだった。

 ドラフト2位の吉田大喜投手(日体大)は即戦力の期待を受ける大型ルーキー。他選手が口々に緊張を語る中、「緊張しなかった。意識したら力むので意識しなかった」と大物っぷりを発揮。「イメージしたより体が動く。状態はいい方」と春季キャンプに向けて好調な滑り出しだ。

 同3位の杉山晃基投手(創価大)は、注目を集めるドラフト1位奥川恭伸投手(星稜高)とペアでキャッチボール。「今まで見たことないボールだった。回転とか、すごかったです」と年下同期の投球に目を丸くする。「そういう選手と競っていけるようにしたい」と沖縄の1軍キャンプ入りを目指す。

 奥川と同級生の同5位の長岡秀樹内野手(八千代松陰高)、同6位の武岡龍世内野手(八戸学院光星高)は高校とは異なる環境に緊張気味のスタート。それでも「最初は緊張したが、みんなで楽しく充実した日になったかと思う。大学生の方々が盛り上げてくださった」と長岡。武岡も「緊張を楽しめるようにしたい。体作りが大事だと思うのでしっかりやっていく」と語った。

 同4位の大西広樹投手(大商大)は「絶好調です。みんなを引っ張って先頭に立てたのでは」と自信たっぷり。「一昨日(入寮時)は80%くらいで、今日は90%くらいになりました」と好調な滑り出しをアピールした。

 学生ばかりのフレッシュな6選手たち。即戦力が期待される選手も多く、昨季リーグ最下位に沈んだチームの刺激として期待がかかる。

(臼井杏奈 / Anna Usui)

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