18年世界一レッドソックスにもサイン盗み疑惑 17年王者アストロズに続く醜聞
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レッドソックスは18年レギュラーシーズンでサイン盗み? 米メディア「ジ・アスレチック」など米複数メディアが伝えた
18年にワールドシリーズ制覇したレッドソックスにもサイン盗み疑惑が浮上した。米メディア「ジ・アスレチック」など米複数メディアが伝えた。
レッドソックスは18年レギュラーシーズン中に捕手から投手に伝達するサインを盗むために映像を使用したという。具体的には選手が試合中にベンチ裏の映像室に訪れ、相手バッテリーのサインを読解。本来はリプレー検証で使うための映像をサイン盗みのために使用していたようだ。同年のレギュラーシーズンでは球団最多108勝をマーク。ムーキー・ベッツ、JD・マルチネス、ザンダー・ボガーツら強力打線で圧倒した。
同年のポストシーズンではドジャースとのワールドシリーズを制して、5年ぶりの世界一に輝いた。地元放送局「ボストンCBSローカル」は「108勝した2018年シーズンに、レッドソックスは(捕手から投手に伝達する)サインを盗むために映像を使用した」、「MLBは(2018年の)ポストシーズン期間中に、基本的にリプレールームに警備員を配置し、選手たちがこういった不正行為の為にその場所を使わせないようにした」と伝えた。チャンピオンリングとサイン盗みは無関係としたが、どこかスッとしない。
このオフには17年にワールドシリーズ制覇したアストロズにサイン盗み疑惑が浮上。昨年11月にMLBが調査し始めたことにも言及し、地元局は「その調査は広範囲に及んでおり、現在レッドソックスも議論に巻き込んでいる」と伝えた。MLBはレッドソックスも同様に調査を開始する声明を出した。MLBのサイン盗み騒動はまだまだ収まりそうにない。
(Full-Count編集部)
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