キューバから亡命の元巨人ガルシアはレ軍“有望株” MLB公式期待「興味深い」

レンジャーズに移籍したアドリス・ガルシア【写真:Getty Images】
レンジャーズに移籍したアドリス・ガルシア【写真:Getty Images】

MLB公式サイトが「20年の開幕ロースター」を予想、ガルシアは「有望株」と期待された

 元巨人でレンジャーズのアドリス・ガルシア外野手が、チームの「有望株」と注目を集めている。MLB公式サイトは「2020年の開幕ロースターを占う」として、キューバ出身の26歳の名前を挙げた。

 レンジャーズの外野陣はウィリー・カルフーン、ダニー・サンタナ、ジョーイ・ギャロ、スコット・ハイネマンがいる。MLB公式はガルシアをロースター外の「有望株」としてピックアップし、「外野手のアドリス・ガルシアは、パワーを備えた右打者であり、彼は興味深い存在だ」と期待した。

 ガルシアは2016年に巨人に入団。6月に1軍デビューを果たすも、7打数無安打で2軍降格となった。イースタン・リーグでも28試合出場で打率.234、4本塁打、12打点、2盗塁の成績に終わり、巨人が8月18日付でウエーバー公示を申請。その後、キューバへ帰国したが、その途中のフランスで消息を絶ち亡命した。17年2月にカージナルスとマイナー契約を結び、18年にメジャーデビュー。21試合出場、打率.118、0本塁打、1打点にとどまり、19年12月に金銭トレードでレンジャーズへ移籍していた。

 球団はカージナルスからFAとなっている通算148本塁打の強打者マルセル・オズナの獲得を目指しているとされ、外野手布陣はまだ流動的だ。潜在能力抜群の26歳は今季、メジャー昇格、そして活躍が期待されるシーズンとなりそうだ。

(Full-Count編集部)

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