“黄金期”を支えた吉見、山井の復活なるか… 中日の2020年カムバック候補たち

中日・山井大介(左)、吉見一起【写真:荒川祐史】
中日・山井大介(左)、吉見一起【写真:荒川祐史】

吉見は2009&11年に、山井は14年に最多勝を獲得

 昨季は与田新監督のもと飛躍を期したが、7年連続Bクラスに終わった中日。Aクラス入り、そして2011年以来遠ざかっている優勝を果たすには新戦力の台頭はもちろんのこと、近年低迷している選手の復活も重要だ。2020年のカムバックに期待がかかる選手たちを取り上げたい。

○吉見一起投手(35歳)
 2009年に16勝で最多勝、11年には18勝、防御率1.65で2冠に輝くなど、12年まで5年連続2桁勝利を挙げてチームを支えてきた。しかし、13年以降は登板数も減らし、昨季は5試合登板で1勝1敗、防御率6.41に終わった。かつてのエースが輝きを取り戻せるか。

○山井大介投手(41歳)
 8回までパーフェクト投球を続けながら降板した、日本ハムとの2007年日本シリーズ第5戦は今も語り継がれる。2014年には13勝5敗で最多勝、最高勝率を手にした。近年は登板数も減り、昨季は13試合で3勝5敗、防御率4.85だった。5月に42歳を迎える右腕がもう一花咲かせられるか。

○又吉克樹投手(29歳)
 ルーキーイヤーの2014年から中継ぎとして活躍し、17年には先発も経験。8勝3敗、防御.2.13、21ホールドとフル回転の活躍を見せた。しかし翌18年は9ホールド、防御率6.53と成績を落とし、昨季はプロ入り最少の26試合登板(3勝3敗3ホールド、防御率4.06)だった。通算103ホールドを誇るサイド右腕の復活なるか。

○田島慎二投手(30歳)
 2017年に34セーブを挙げたかつての守護神は、翌18年は防御率7.22と荒れ、プロ8年目の昨季は自己最少の21試合登板で0勝1敗、5セーブ、防御率6.86と精彩を欠いた。通算75セーブ、95ホールド。まだ老け込む年齢ではない。

○福谷浩司投手(29歳)
 慶大から2012年ドラフト1位で入団。2年目の14年は72試合に登板して11セーブ、32ホールド、防御率1.80と活躍した。登板数は徐々に減り、昨年は腰痛の影響で僅か1試合にとどまった。

(Full-Count編集部)

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