鷹・笠谷に募る危機感 今季が6年目、目指す“師匠超え”「先発でチャンスを」

キャッチボールで汗を流すソフトバンク・笠谷俊介【写真:福谷佑介】
キャッチボールで汗を流すソフトバンク・笠谷俊介【写真:福谷佑介】

大分商の後輩となる広島ドラ1森下には「負けたくない」

 ソフトバンクの笠谷俊介投手が“師匠超え”を目標に掲げた。12日に和田毅投手が自主トレを報道陣に公開。和田に“弟子入り”して4年目となる笠谷はキャッチボールや体幹トレーニング、坂道ダッシュなどで体をいじめた。

 今季で6年目となる左腕は昨季は1軍登板わずか2試合。同い年の巨人・岡本和真内野手や大卒ルーキーである甲斐野央投手、上茶谷大河投手らが活躍し「同級生の活躍も見ますし、危機感はあります。開幕1軍に何とか入れるようにアピールしたい」と危機感を覚えている。

 和田との自主トレは今年で4年目。徐々に体の使い方やトレーニング法、投球理論なども理解できるようになってきた。「手足は付きもの。操るのは体幹」「3万回やらないと感じない」などの和田からの教えをメモしてきたノートも2冊目に突入。昨季痛感した精神的な弱さの克服もこの自主トレのテーマにしている。

「先発でチャンスを掴みたい。(和田さんを)超さないといけないと思うので、超えられるものを見せてチャンスを掴みたい」と語る笠谷。広島のドラフト1位ルーキー森下は大分商時代の後輩で「負けたくはない」という。勝負の6年目。何とか1軍の争いに割って入りたい。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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