レイズ移籍の筒香、野球少年に打撃の極意伝授 「練習からフルスイングを」

交流会で打撃を披露したレイズ・筒香嘉智【写真:津高良和】
交流会で打撃を披露したレイズ・筒香嘉智【写真:津高良和】

野球少年たちからの質問攻めにも真摯に答えた筒香

 DeNAからポスティングシステムでレイズに移籍した筒香嘉智外野手が12日、自身がスーパーバイザーを務めるボーイズリーグ・堺ビッグボーイズの小学、中学部の交流会を行った。“未来の筒香”たちに向けNPB通算205本塁打をマークした打法を伝授した。

 テニスラケット、バットを使ったノック、自ら投手を務めた打撃練習、そして室内練習場では豪快な打撃を見せるなど身振り手振りで指導を行った筒香。今シーズンからメジャーリーグを舞台にプレーする日本の主砲に子供たちの目は輝きを増していた。

「どうやったらホームランが打てますか?」「投げるのが上手くなるためにはどうすればいいですか?」「練習で心掛けていることは?」

 野球を純粋に楽しむ少年たちの一つ一つの質問に筒香は丁寧に答えてみせた。

「練習からフルスイングすること。バッティングはまず強く振ることが大事で、反対方向に打てるように。どうしても目の前の勝利だけを優先して当てに行ったり、プロ野球選手でも苦労している人もいる」

 自らの経験を惜しみなく明かし、まずは野球の基本となる「フルスイング」という言葉を何度も繰り返した。打撃だけではなく送球についても「上体だけじゃなく足を使って」、「練習では常に試合を意識して。試合と同じ集中力でやること」と、伝えると少年たちは何度もうなずいていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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