生え抜きジーター氏をヤ軍オーナー祝福 「真のキャプテンでありチャンピオン」

ヤンキースで活躍したデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
ヤンキースで活躍したデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

キャッシュマンGMも賛辞「ファンに数え切れない思い出を与えてくれた」

 米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、2020年の米国野球殿堂入り選手を発表し、元ヤンキースのデレク・ジーター氏が有資格1年目で99.7%の票を集めて選出された。これを受け、ヤンキースのオーナー、ハル・スタインブレナー氏とブライン・キャッシュマンGMが祝福のコメントを寄せた。

 スタインブレナー氏は、現役時代はヤンキース一筋で貫き、2003年から引退する14年までキャプテンを務めたジーター氏を「真のキャプテンでありチャンピオン、紛れもない品格と堂々たる決意を持って、我々の伝統と寄せられる期待を体現した人物だ」と称賛。「過去四半世紀で最も愛され寛大な心を持った選手の1人としてデレクと残したレガシーは、野球史における彼の立ち位置を確固たるものとした。この夏、クーパーズタウンで永遠に語り継がれる存在となるにあたり、我々は彼がヤンキースという球団、ニューヨークという街、そして野球という素晴らしいスポーツにもたらした栄光を、誇りを持って振り返りたい」とした。

 また、キャッシュマンGMは1998年から現職に就くが、ジーター氏がドラフトされた1992年はヤンキースのGM補佐を務めていた。「1992年のドラフト6巡目でデレク・ジーターを指名した時、彼は明らかに秀でた運動能力を持っていた」と当時を回顧。だが、そこから殿堂入り選手となったのは「勝利にかける燃えるような熱意と、できる限り最高の選手になりたいという個人的な活気」だったと指摘している。さらに「彼は我々のファンに数え切れない思い出を与えてくれ、ファンにとってデレクが大きな意味を持つ存在となっているのは明らかだ」とし、「ありがとう、デレク。君のおかげで我々は野球界の頂点に5度も到達した。そして君は世代を代表する選手であり続けるだろう」と称えた。

(Full-Count編集部)

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