秋山翔吾の「躍進ぶりはとてつもない」 2014年にMLB移籍の田中将大が“警戒”

ヤンキース・田中将大【写真:編集部】
ヤンキース・田中将大【写真:編集部】

4月にヤンキースタジアムで交流戦のレッズ戦「本当にまっさらな対戦になる」

 ヤンキースの田中将大投手が23日、今季から日本人メジャーリーガーが増えることを「歓迎」した。西武から海外FA権を行使してレッズに移籍した秋山翔吾外野手については「本当にまっさらな対戦になる」と言及。自身の渡米後に日本を代表する打者となった安打製造機を“警戒”した。

 この日、古巣・楽天の本拠地・楽天生命パークで自主トレを公開した田中。昨年10月に右肘クリーニング手術を受けたが、調整は順調そのもの。万全の状態でスプリングトレーニングに入っていけそうだ。そして、シーズンが開幕すれば、昨年までと比べて日本人選手との対戦が“激増”することになる。

 同じア・リーグ東地区にはブルージェイズに前巨人の山口俊投手、レイズに前DeNAの筒香嘉智外野手が加入。3月30日(日本時間31日)からの開幕2カード目が敵地レイズ戦、4月2日(同3日)からの開幕3カード目がブルージェイズ戦と、日本人対決がいきなり実現しそうだ。

 田中は「対戦する機会が増えるので、日本人選手は数少ないですから、なかなか対戦する機会は少なかったですけど、またこうしてメジャーリーグの中でもそういう対決が注目されていくことになれば、盛り上がるのかなと思いますし、筒香選手は対戦したことがないので、どういうふうな対戦になるかは自分も楽しみです」と話す。

 さらに、ナ・リーグ中地区のレッズとも今年は交流戦が組まれており、開幕直後の4月17日(同18日)から3連戦で対戦予定。田中と同い年の秋山は大卒でプロ入りしたため、2011年からの3シーズン、同じパ・リーグでプレーした。当時、すでに球界を代表する投手となっていた田中は、2011年は4打数1安打、2012年は8打数2安打、そして24勝0敗をマークした2013年は6打数無安打と秋山を抑え込んでいる。

 ただ、秋山が対戦を熱望していることを聞かされた田中は「2013年まで(NPBに)いたので対戦しましたが、そこからの彼の躍進ぶりはとてつもないものがあった。その当時のイメージはもう関係ないかなと思っているので、本当にまっさらな対戦になるのかなと思います」と“警戒”。2015年にシーズン最多記録を更新する216安打を放つなど、日本を代表する打者となった現在の秋山とは“先入観”なしの対戦となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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