秋山は当確!? カステヤノス加入でレッズ外野大激戦も米メディア「最高の守備力」

レッズに加入した秋山翔吾【写真:Getty Images】
レッズに加入した秋山翔吾【写真:Getty Images】

「シンシナティ・ドットコム」は「6人が3つのポジションを争う」と予測

 秋山翔吾外野手が加入したレッズは27日(日本時間28日)、FAとなっていたニコラス・カステヤノス外野手と4年6400万ドル(約69億6900万円)で契約合意した。地元メディア「シンシナティ・ドットコム」はMLB通算120本塁打を誇るカステヤノスの加入により、外野手6人が3つのポジションを争うことになるかもしれないと伝えた。

 同メディアは「ニコラス・カステヤノスが加入し、レッズは外野のプレー時間をどう調整するのか?」とのタイトルで詳報。「カステヤノスはレッズがマイク・ムスタカスとショウゴ・アキヤマと契約した後でも必要としていた打撃力を持っているが、ポジション的には完璧なフィットとはならない。外野手6人が3つのポジションを争うことになるかもしれない」と指摘した。

 レッズ外野陣は、秋山とカステヤノスの加入により一気に層が厚くなった。昨季56戦19発の大砲アリスティデス・アキーノ、期待の若手ニック・センゼル、昨季113試合出場のジェシー・ウィンカー、同94試合出場のフィリップ・アービンら多士済々。記事によると、レッズは遊撃手と救援投手を必要としているため、外野手をトレードする可能性があり、センゼルとウィンカーは興味を集めるだろうとしている。だが、カステヤノスの契約にはオプトアウト(契約破棄)が含まれており、1年しか在籍しない可能性もあることに言及している。

 記事は「3月に28歳になるカステヤノスはレギュラーになるだろう」とした。理由としてここ2シーズン右翼でプレーしたこと、打撃面では一番確かな存在であることを指摘。経験はないものの、数試合で一塁での起用も考えられるとも伝えている。一方、カステヤノス加入で最も影響を受けるかもしれない選手にはアキーノを挙げた。プレー時間が限られるかもしれないと予測している。

 そして記事は秋山について伝えている。「アキヤマは外野3ポジションでプレーできるとみなされている。この中で最高の守備力を持っているかもしれず、日本で優れたコンタクトヒッターだったことから重要な存在である。NPBからMLBへの適応が必要となるが、レッズは打席での彼のアプローチに自信を持っている」と説明。確実な打撃力と外野全ポジションをこなせる守備力が強みになると指摘している。

 記事によると、ウィンカーは左翼でプラトーン起用、アービンもプラトーン起用となるかもしれないと予測。カステヤノス加入で激しさを増したレッズの外野定位置争いだが、地元メディアの現時点での予測では秋山は一歩リードしているようだ。

(Full-Count編集部)

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