日ハム新球場に「北広島」が入らないワケ 「北海道を世界に発信することで…」

会見に臨んだ日本ハム・川村球団社長、日本エスコン・伊藤社長、北広島市・上野市長(左から)【写真:石川加奈子】
会見に臨んだ日本ハム・川村球団社長、日本エスコン・伊藤社長、北広島市・上野市長(左から)【写真:石川加奈子】

昨年度は総額約4000万円だったふるさと納税は前年比3倍増で推移し、すでに1億円を突破

 日本ハムは29日、札幌市内のホテルで記者会見を行い、23年春に北広島市で開業する新球場の名称が「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコン フィールド HOKKAIDO)」に決定したと発表した。ボールパークエリア全体の名称は「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)となる。

 名称に「北広島」の地名が入らなかったことについて北広島市の川村裕樹企画財政部ボールパーク推進室長は「所在地が北広島ということには揺るぎがないので、それに関してはこだわることはないです。北海道というネームを世界に発信することで、最終的にうちの街に来てもらえばいいわけですから」と語った。

 札幌に隣接する北広島市は人口5万8000人のまち。新球場誘致に名乗りを上げ、18年11月に建設地に決定した。昨年4月からはボールパーク関連のふるさと納税をスタート。返礼品としてボールパークTシャツやボールパークツアーなどを用意し、指定できる使途に「北海道ボールパークに関連する施策の推進に活用」を設けた。昨年度は1年間で総額約4000万円だったふるさと納税は前年比3倍増で推移し、すでに1億円を突破している。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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