“サイン盗み”8274球を徹底調査したア軍ファン嘆き 「動画を見れば誰でも30秒で分かる」
2017年に本拠地で行われた58試合のすべての投球を調査したアストロズファンのアダムス氏
米球界を大きく揺るがしているアストロズのサイン盗み問題。2017年に本拠地で行われた58試合のすべての投球でゴミ箱を叩く音をチェックしたファンが話題となっているが、米ヤフー・スポーツは“調査”を行ったファンの落胆する声を伝えている。
サイン盗みを徹底調査したアストロズファンのトニー・アダムス氏。2017年に本拠地で行われた58試合のすべての投球でゴミ箱を叩く音を確認し、その音が聞こえた時を記録。8274球の投球のうち1143球で“ゴミ箱音”が聞こえたことを調査結果として上げている。
記事では「“想定外”を行ったアストロズファンの冒険の内幕 応援するチームの詐欺行為を証明する」と見出しで特集。アダムさんが50時間を費やし確認作業を行う中で「世界一に輝いたアストロズに対して持っていたプライドを、少しずつ剥ぎ取っていった」と、失望していく様子を伝えた。
アダムさんは「自分が応援するチームの不正行為を実証するんだからね」と、当初サインは盗みを追求することに躊躇したようだが「最初は特に何か見つけたり、(サイン盗み騒動について)誤りだと証明しようとしたわけではないんだ。動画は見れば誰でも30秒でわかる。そうだ、彼らは不正行為をした。それは否定できない」と“真実”を受け入れたことを語っている。
(Full-Count編集部)