大谷所属のエンゼルスは勝ち星急増? MLB公式が予想「最も大きく飛躍する」

エンゼルスに加入するアンソニー・レンドンと大谷翔平、マイク・トラウト(左から)【写真:Getty Images】
エンゼルスに加入するアンソニー・レンドンと大谷翔平、マイク・トラウト(左から)【写真:Getty Images】

エンゼルス6年ぶりPO進出なるか、MLB公式サイトが91勝を挙げると予想した

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスの大躍進が期待されている。MLB公式サイトは「今年最も大きく飛躍する4つの球団」として注目。パドレス、ホワイトソックス、ブルージェイズと共にピックアップされたが、その中でもエンゼルスは一番の躍進球団に選ばれている。

 昨季地区4位に沈んだエンゼルスは3度の最優秀監督賞に選ばれている“知将”ジョー・マドン監督が就任。昨季ナショナルズをワールドシリーズ制覇へ導いた強打者アンソニー・レンドンを獲得し、トラウト、大谷、シモンズらの打線を強化した。MLB公式サイトは米データサイト「ファングラフス」のチームWARプロジェクションズ(セイバーメトリクスによる打撃、走塁、守備、 投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)を用いて年間勝利数を予想。エンゼルスは今季91勝を挙げる予想で、昨季の72勝から最も勝利数が増えるチームと予想された。

「マドン監督のインパクトはWARプロジェクションズでは予想出来ないので、それは入っていない。主にマイク・トラウトとアンソニー・レンドン、この2選手のWARのおかげで、エンゼルスの勝利数はかなり多くなっている」

 投手では7年連続30試合以上先発のテヘラン、3年連続160イニング以上を投げているバンディを獲得。昨季はチームの先発投手防御率5.64でリーグ最下位(MLB29位)。エース級の投手獲得はならなかったが、大谷の投手復帰もあって改善が期待される。

「エンゼルスのローテーションWARとブルペンWARは30チーム中23位だ。テヘランとバンディがある程度のイニングを投げてくれることが期待できる。しかし、チームが91勝という数字に届くためには、チームの内部からの向上が見られなければならない。それは、ショウヘイ・オオタニが、週に1度投げること。ヒーニーとキャニングが飛躍的に向上することだ」

 パドレスは昨季から16勝プラスの86勝、ホワイトソックスは14勝プラスの86勝、巨人からポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する山口俊投手、韓国人左腕・柳賢振らが加わったブルージェイズは12勝プラスの79勝と予想された。

 昨季地区優勝したアストロズは107勝を挙げ、地区2位でワイルドカードでポストシーズンに進出したアスレチックスの勝利数は97勝だった。今季エンゼルスがデータ通りに91勝を挙げればポストシーズン争いに加わることになるが……。エンゼルスの6年ぶりポストシーズン進出の期待は高まっている。

(Full-Count編集部)

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