ロッテ藤原、パワーアップした肉体で打撃改造中 「筋肉量もついたと思う」

ロッテ・藤原恭大【写真:荒川祐史】
ロッテ・藤原恭大【写真:荒川祐史】

2日間とも最後まで居残りでスイング確認「ダメだったところを修正する」

 ロッテの藤原恭大外野手の秘めたるパワーが開花する予感が漂っている。今オフから打撃フォームの修正に取り組んでいる2018年ドラフト1位ルーキーが春季キャンプで奮闘。一回り太くなった腕でひたすらバットを振り込んでいた。

 石垣島キャンプ2日目のフリー打撃。藤原は約30スイングで柵越えは1本だったものの、一塁線への鋭いライナーも披露。その腕をよく見ると去年より一回り逞しくなっていた。「筋肉量もついたんじゃないかなと思います」と自信を見せた。

 打撃の内容については手応えは「全くないです」と振り返った。打撃ケージから出ると、河野打撃コーチからのアドバイスに真剣な表情で聞き入った。「体の使い方の話をしてもらった」。その後は何度も動作のチェックを行った。

 昨季は開幕1軍を掴んだものの、6試合に出場し打率.105、2打点に終わった。2軍でも打率.227と苦戦。オフにはトップの位置を下げるフォーム修正に踏み切った。キャンプでは新フォームで初の屋外フリー打撃。「イメージと感覚に差が出ているので、今はそこをしっかり持っていく作業をしている感じですね」と試行錯誤を続けている。

 キャンプインから2日連続で室内練習場で居残り練習。「打撃練習でダメだったところを修正するのと、まだ固まっていないので」と午後5時を過ぎるまでスイングのチェックを行った。成果が出るには「まだこれからですね」と今はひたすらバットを振っている。

 佐々木朗希フィーバーもあり、連日2000人以上のファンが詰めかけている石垣島キャンプ。その中でも藤原には特に大きな声援が送られており、疲れ切った1日の最後にもしっかりとファンサービスを行う。そんな高卒2年目の飛躍にファンの期待も高まっている。

【画像】太くなった二の腕が進化の証! ロッテ藤原は「ごっつくなった」左手で、ファンにペンを走らせた

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY