ド軍の前田健太“放出”に米分析専門家も疑問 CY賞左腕より「マエダを選ぶ」
データ分析会社スポーツ・レイダーのウォーン氏「契約と健康面を理由にマエダを選ぶ」
ドジャースの前田健太投手が4日(日本時間5日)、レッドソックス、ツインズが絡んだ大型トレードでツインズに移籍することになったと米複数メディアが伝えた。ドジャースは18年のリーグMVPに輝いたムーキー・ベッツ外野手、通算150勝左腕デビッド・プライスを獲得したが、米メディア関係者は前田放出に疑問を覚えているようだ。
米データ分析会社「スポーツ・レイダー」のブランドン・ウォーン氏はファンからの「プライスとマエダ、どっちがより優れた投手か?」との質問にこう回答している。
「非常に面白い質問だね。スチーマー(成績予測システム)上では、ずばりプライスとなっているが、私としては、契約と健康面を理由にマエダを選ぶと思う」
34歳のプライスはレイズ時代の12年に20勝を挙げてサイ・ヤング賞に輝いたが、昨季は5月に左肘の炎症で故障者リスト入り。8月には左手首を故障するなど健康面が不安視されている。22年まで年俸3200万ドル(約35億1500万円)と契約も高額だ。
一方の前田は2023年まで最大1015万ドル(約11億1500万ドル)の出来高がつくものの、基本年俸300万ドル(約3億3000万円)と“格安”。故障による長期離脱はなく、米メディア「ジ・アスレチック」のアーロン・グリーマン記者も自身のツイッターで「マエダはメジャーリーガーになってからの4年間で、腕に関係した怪我による故障者リスト入りは1度もない。彼はメジャーリーガーとしてプレーする中で、怪我が原因で2週間以上欠場したことは1度もない」。健康面で不安がないことは広く知られている。
ツインズでは現状で先発3番手として期待される前田。今季もフル回転し、ワールドシリーズ制覇へつなげたいところだ。
(Full-Count編集部)