ツインズの前田健太“格安”獲得を地元メディア高評価「FAなら最低でも5倍かかる」

ドジャースからツインズへのトレードが報じられた前田健太【写真:Getty Images】
ドジャースからツインズへのトレードが報じられた前田健太【写真:Getty Images】

米メディア「ジ・アスレチック」は前田健太をトレード獲得したツインズを高評価した

 ドジャースの前田健太投手が4日(日本時間5日)、レッドソックス、ツインズが絡んだ大型トレードでツインズに移籍することになったと米複数メディアが伝えた。ツインズは若手有望株ブラスダー・グラテロル投手をレッドソックスへ放出したが、米メディア「ジ・アスレチック」は前田をトレード獲得したツインズを高く評価している。

 同メディアは「ツインズは出し惜しみせずに全力を尽くす:グラテロルとマエダのトレードは理にかなっている」と見出しで伝えた。前田は昨季10勝8敗、防御率4.04をマーク。ここ3年間はシーズン途中に先発から中継ぎに配置転換され、17年ポストシーズンでは9試合救援し、防御率0.84と圧倒した。19年ポストシーズンでも4試合救援で防御率0.00。救援への配置転換は決して本意ではないものの、抜群の安定感を見せていた。そんな右腕を記事では新天地の先発3番手として期待。さらに救援としての仕事ぶりも高く評価している。

「マエダは(18年から2年連続2桁勝利のフィリーズ)ザック・ウィーラーではない。しかし、彼はドジャースで様々な役割をこなす上で非常に良い投手だった。そして、ツインズに話を移すと、彼はホセ・ベリオスとジェイク・オドリッジの後ろを投げる先発ローテーションの3番手に食い込むことになる」

「マエダが救援投手としてプレーした期間で支配的だった。彼はドジャースの2年連続ワールドシリーズ進出において、多大な役割を全うした」

 さらに2023年までの前田の契約は基本年俸300万ドル(約3億3000万円)。最大1015万ドル(約11億1500万円)の出来高がつくものの、メジャーの先発投手の中では“格安”だ。
 
「ツインズは驚くほど安い先発中盤クラスの投手を4年間確保したわけであって、このご時世で同様の投手をFA市場から獲得するとなると、(基本年俸は)最低でも5倍の値段はかかる」

 ツインズの地元メディアからも大歓迎ムード。昨季メジャー歴代最多307本塁打を記録した超重量打線の援護を受け、今季は勝ち星を量産する投球を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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