巨人パーラ、DeNAオースティンら元ジ軍選手に米注目「パーラはまたジャイアンツ」

元阪神のヤンハービス・ソラーテ【写真:Getty Images】
元阪神のヤンハービス・ソラーテ【写真:Getty Images】

元虎ソラーテを酷評「クラブハウスで良い男だったが、全く打てなかった」

 昨季ナ・リーグ西地区3位に終わったジャイアンツは、様々な選手の出入りがあった。米メディア「NBCスポーツ」はジャイアンツを去った選手の行方に注目。その中では、新たな活躍の場を日本に求めた3選手が紹介された。

 シーズン途中で戦力外となりメッツに移籍した元ゴールドグラブ賞内野手のジョー・パニックや昨季途中で獲得したケビン・ピラー外野手らが紹介される中に登場したのは、今季DeNAに加入したタイラー・オースティン内野手だ。昨季はツインズ、ジャイアンツ、ブルワーズの3球団を渡り歩き、89試合で打率.188、9本塁打24打点と思ったような活躍を出来ていなかった。

「多くのアメリカ人スラッガーは日本での成功の後、メジャー復帰を目指す。そのため、彼をもう1度見ることになるかもしれない」と記事は指摘するが、日本でもポジション獲得は容易ではない。DeNAにはホセ・ロペス内野手やネフタリ・ソト外野手のようなスラッガーが在籍するため、2人に匹敵する、または上回る活躍が必要になってくる。

 また、昨季ワールドシリーズを制覇したナショナルズで「ベイビー・シャーク」の登場曲から人気を博した巨人のヘラルド・パーラ外野手は、昨季序盤はジャイアンツに在籍。記事は「パーラはまたジャイアンツの選手となる」と伝えた。ジャイアンツでの30試合の出場では打率.198、1本塁打と上手くはいっていなかったが、ナショナルズでは89試合に出場。打率.250、8本塁打、42打点をマークした。

 また、阪神の“お騒がせ男”となったヤンハービス・ソラーテ外野手も昨季序盤はジャイアンツに在籍。「クラブハウスで良い男だったが、全く打てなかった」と記事が評するように、28試合で打率.205、1本塁打、7打点と成績は落ち込んでいた。阪神ではデビュー戦で一発を放ったが、結局20試合で打率.188、4本塁打、9打点どまり。今季はブレーブスのキャンプに招待選手として参加する予定だ。

 過去にはカージナルスのマイルズ・マイコラス投手のように、日本をきっかけに爆発し、MLBに返り咲いた選手もいる。しかし日本のプロ野球も甘くはなく、その道は簡単ではない。オースティンやパーラはどれだけの活躍を見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY