鷹・城島アドバイザー、一足先にキャンプ“打ち上げ” 最後も和田いじり「群を抜いて遅かった」

ソフトバンクの城島健司会長付き特別アドバイザー【写真:福谷祐介】
ソフトバンクの城島健司会長付き特別アドバイザー【写真:福谷祐介】

選手とも積極的にコミュニケーション「結構、話はしました。野球も、野球以外も」

 ソフトバンクの城島健司会長付き特別アドバイザーが9日、一足先にキャンプを打ち上げた。当初から10日間の視察予定で15年ぶりにホークスキャンプに登場した城島氏。この日は3日連続でアーリーワークの打撃投手を務めるなど、最後まで精力的に動き回った。

 打撃投手ではこの日86球を投げて3日間で計300球を投じた。時間の合間を見つけてはファンにサインを書くなど、ファンサービスにも時間を割き、ファンからは選手にも負けない声援を浴びた。キャンプイン前日の31日から10日間、選手や首脳陣とコミュニケーションを重ねた。

 10日間の総括を求められた城島アドバイザーは「ありがたいことにたくさん報道してもらって嬉しかったです。ドキドキして喋りたいことの半分も喋れなかった気がします。それにしては良く喋ったけど」とコメント。さらに印象に残った選手を問われ「皆さんちょっと知らないかもしれないですけど、千賀っていうのはいいピッチャーですよ。本当にいい投手だと思います」とボケた。

 そして「みんな速かったですし、いいスタッフが揃っているなと。誰というのはなかったですけど」と語り、投手陣のレベルの高さを称えた。「強いて言えば、和田が遅かった。和田が群を抜いて遅かった」と、かつてのチームメートで、この期間、散々いじり倒したベテランの和田毅投手を、最後にいじることも忘れなかった。

 期間中は宿舎の食事会場などで日替わりで選手たちとコミュニケーションを取り、経験などを語った。「顔と名前は大体一致しました。10日しかなかったですけど、その中では結構、話はしました。野球も、野球以外も。野球以外のところにもヒントはいっぱい転がっているんでね」。こう語った城島氏。毎日のように話題を振りまき、選手にとっても、そしてメディアにとってもインパクトを残した10日間だった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY