ハム清宮、故障明けも手応えの3年目 「無理しない、調子に乗らない、ケガしない」

春季キャンプに臨んでいる日本ハム・清宮幸太郎【写真:石川加奈子】
春季キャンプに臨んでいる日本ハム・清宮幸太郎【写真:石川加奈子】

昨年10月の右肘手術の影響で2軍キャンプを過ごしている

 昨年10月に右肘関節形成術を受けた日本ハム・清宮幸太郎内野手が、沖縄・国頭で行われている2軍キャンプで着実にステップアップしている。

 第2クール最終日の9日は、ノックでの送球以外はフルメニューをこなした。右肘の状態を見ながらトレーナーと慎重に進めているキャッチボールも「今日も距離が伸びました。次のクールも伸びていくと思います」と順調だ。

 この日のフリー打撃では、打撃投手を務めた村田透投手から12スイングで安打性は5本。柵越えはなかった。「やろうとしたこととちょっと違いましたが、発見だったので良かったです」とテーマを持って臨んだ。続くマシンでは29スイングで場外1本を含む8本の柵越えを放った。

 何より今年は思い切りスイングできている。ルーキーイヤーの一昨年は右手親指、昨年は右手首を痛め、満足に振り込むことができなかった。今キャンプは連日柵越えを連発しているが「風が吹いてますもん」と飛距離は意に介さず、愚直に技術向上を追求している。

 第2クールまで無事に終えた。改めて今キャンプの目標を問われると「無理しない、調子に乗らない、ケガしない」と即答した。3年目の飛躍へ、離脱することなくキャンプを完走して、シーズンにつなげる。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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