サイン盗みへの“報復死球”は「許されない」 コミッショナーが各監督に“厳命”

サイン盗み騒動が発端で“報復死球”を懸念する声が上がっている【写真:Getty Images】
サイン盗み騒動が発端で“報復死球”を懸念する声が上がっている【写真:Getty Images】

アストロズの新監督がMLBに対応を求めていた

 メジャーリーグを揺るがす大問題へと発展したアストロズによるサイン盗み。他球団の選手の中には怒りが収まらずに“報復死球”を検討することも伝えられているが、MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーは「アストロズの不正への報復死球は許されない」などとコメントしている。AP通信が伝えた。

 AP通信は「ヒューストン・アストロズのサイン盗みスキャンダルが球界を揺るがす中、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは日曜日(16日=日本時間17日)に監督と会い、報復死球の考えを止めるように伝えた」と伝えた。

 APによると、マンフレッド氏は「アストロズ、それ以外の球団に関わらず、報復死球は許されないと彼らに極めてはっきりと示せたことを望みます。危険ですし、現状を改善するものではありません」と述べている。

 マンフレッド氏は、18日(同19日)にアリゾナでキャンプを行っている球団の監督とも話すと語っているという。

 報復死球問題を巡っては、アストロズのダスティ―・ベイカー監督が「計画的と思われる報復行為について私の耳にも入っているが、ケガ人が出る前にMLBがストップを」と話すなど、MLBに対応を求めていた。MLB機構のトップはサイン盗みに端を発した報復死球が実際になされないよう周知徹底を図る考えだ。

(Full-Count編集部=AP)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY