ア軍キャンプにヤンキースファンが“乱入” フリー打撃中に“ゴミ箱音”で挑発行為

スプリングトレーニングを開始したアストロズ【写真:Getty Images】
スプリングトレーニングを開始したアストロズ【写真:Getty Images】

自称ヤンキースファンの男はゴミ箱を叩き、アルトゥーベに向かって「インチキ野郎」の罵声

 メジャーを揺るがす大問題へと発展したサイン盗み問題はアストロズがスプリングトレーニング前に謝罪会見を開くもやぶへびとなっている。17日(日本時間18日)からはサイン盗みの“恩恵”を受けていた野手組がキャンプへ合流。米メディア「CBSスポーツ」はファンがゴミ箱を叩き挑発を行った様子を紹介している。

「ファンが、スプリングトレーニングの打撃練習でゴミ箱を叩いて、アストロズを挑発した」

 こう見出しで伝えた「CBSスポーツ」は、スプリングトレーニングが始まってもアストロズを取り巻く状況に変化は無いとした上で、「変化があったことと言えば、スタジアムでファンの反発を実際に受けることだ」と、ファンから直接“ブーイング”を受ける機会が増えるとしている。

 実際、17日(同18日)にホセ・アルトゥーベ内野手とアレックス・ブレグマン内野手の打撃練習中にファンがゴミ箱を叩き始めたことを報じている。ヤンキースファンと自称する男は自身のツイッターにゴミ箱を叩く様子を投稿。別の投稿ではアルトゥーベに向かって「インチキ野郎」と罵声を浴びせる様子も……。

「ロサンゼルス・タイムズ」は、17年にワールドシリーズチャンピオンを“奪われた”ドジャースファンと反感を持つヤンキースファンがエンゼルスタジアムで行われるエンゼルス-アストロズの一戦のチケットを買い占め、大ブーイングを行う予定であることを報じた。また、アストロズの年間チケットを購入したファンがチケットの価値が落ちたことを理由に球団を訴訟したことも地元TV局「ABC13」で伝えられている。

 敵ファンからのブーイングのみならず地元ファンにまで訴えられたアストロズ。スプリングトレーニングが始まったことで選手たちへの風当たりはより一層強くなっている。

(Full-Count編集部)

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