ア軍オーナーはサイン盗み“楽観視”? 米メディア批判「深刻さ理解していなかった」

アストロズ球団オーナーのジム・クレイン氏【写真:Getty Images】
アストロズ球団オーナーのジム・クレイン氏【写真:Getty Images】

アストロズのクレイン球団オーナーはキャンプまでにサイン盗み問題が収束すると思っていた

 サイン盗み問題で謝罪会見を行ったアストロズだが、球団オーナーのジム・クレイン氏の発言は世間から反感を買うことになった。3人の監督が解任されるなどメジャー史上最悪のスキャンダルともいわれているが、オーナーは事の深刻さを理解していなかったようだ。

 球団オーナーの考えは甘かった。今回起こったアストロズのサイン盗み問題について米メディア「CBSスポーツ」は「クレイン氏はサイン盗みスキャンダルがキャンプまでに収まると思っていた」と伝え、オーナーは事態が早期に収束すると考えていたようだ。

 記事では「NYタイムズ」のボブ・クラピッシュ記者のツイートを紹介。あるMLB幹部によるとアストロズが事態の収束が上手くいかないことを「驚かない」と語ったという。騒動が大きくなることが予想され、クレイン球団オーナーは選手たちへ準備を備えるよう促されたが「キャンプまでに収まるよ」と楽観視し動かなかったようだ。

 記事ではクレイン球団オーナーの行動を批判し「この問題はオフ最大の話題であっただけでなく、他球団の選手たちはここ数週間のアストロズの行動を非難し怒りは増すばかりである」と指摘。トラウト、ジャッジ、ベリンジャーなど球界のスターたちもアストロズを批判し、選手たちが処分を受けていないことを言及した。

 スプリングトレーニングが始まり、シーズンを前に選手たちは調整を進めるがサイン盗みの話題は尽きない。今後についても「この騒動はすぐに収まりそうになく、この新情報はクレイン氏が問題の深刻さを理解していなかったことを示している」と、オーナーの“間違った”判断を指摘していた。

(Full-Count編集部)

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