西武栗山が激白 森友哉も一目置く“怖いリーダー”の本当の姿は…「難しい性格」

「ここ数年は状況に応じた打撃を意識してきました。ただ…」

――個人成績について。昨季は3年ぶりに規定打席に到達し、打率.252。

「なぜか2割5分台が3年続いている。これはあかん。なんとか打開したいと思います」

――DHで先発した97試合では打率.240、スタメンレフトの17試合では.339と対照的だった。

「それは知りませんでしたが、DHと守る時とでは全然違います。DHのときは、自分の打撃のことをずっと考えてるんですよ。次の打席が来るまで、なんであそこであの配球だったんだろうかとか、1球1球が頭に残っちゃって。ずっと引きずっている感じです。守備に就いていたら当然守備に集中するんで、切り替えはしやすいですね」

――代打では9打数1安打(打率.111)。ただ、18年には21打数7安打(.333)の好成績だった

「代打は難しいですねえ……。考え方によっては簡単やと思うんですけど。打てなくてもともとなんで。去年代打で9の1、.111と聞いても、これは引きずらない。そんなもんだろと思います。一方、一昨年よく打ったからといって、誇れるものではない。たまたまです。ホントの代打の難しさは、シーズンが始まる前から今季は代打でいくと決めたときでしょうね。代打で飯を食わなきゃいけない立場の人は、めっちゃ難しいと思います」

――起用法を含め、今季の希望、目標は?

「起用法は監督が決めることなんで、希望はないです。打撃の内容としては、今年はどんな状況でどんな役割になっても、センター中心に低いライナーを打ち返していく、自分がこれまでやってきた打撃をなんとか1年間貫いていきたい」

――数字はともかく、状況に応じて打撃を変えられる対応力に定評がある

「確かに、ここ数年は状況に応じた打撃を意識してきました。ただ、あまりに状況に左右され過ぎるのも、いかがなものかと思い始めています。今年は、どんな状況でも自分の打撃を1本持ちながら、その上で状況に応じた打撃をしていけたらと思っています。もちろん、規定打席には立ちたいですし、立たせてもらえるくらい期待されるものを見せていきたいです」

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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