中日開幕投手の大野雄、3回3失点も一定の収穫 最速146キロ「真っすぐもボチボチ」

先発した中日・大野雄大【写真:小西亮】
先発した中日・大野雄大【写真:小西亮】

DeNAとのオープン戦に先発し3回5安打3失点「どうしようもない点の取られ方ではなかった」

■中日 – DeNA(オープン戦・23日・北谷)

 中日の開幕投手に内定している大野雄大投手が23日、DeNAとのオープン戦(北谷)に先発し3回5安打3失点。3年ぶり3度目の大役へ、結果以上に内容面について一定の収穫を語った。

 大野雄は初回、無死一塁からDeNAの新外国人オースティンに左中間への二塁打を許して二、三塁のピンチに。その後に一ゴロと三塁への内野安打で2点を失った。2回は味方野手の連続失策をきっかけにDeNAの1番・神里に右前タイムリーを許したが、3回は3者凡退に仕留めてマウンドを下りた。

 この日の最速は146キロ。登板後、大野雄は「3イニング投げられたし、真っすぐもボチボチでした」と納得した点を強調。3失点にも「どうしようもない点の取られ方ではなかった」とうなずいた。一方で、左打者への対応を課題に挙げた。

 昨季は25試合に登板して9勝8敗、防御率2.58で最優秀防御率のタイトルを獲得した。昨年9月14日の阪神戦(ナゴヤドーム)ではノーヒットノーランも達成。竜のエースに対する首脳陣の信頼は厚く、今キャンプ中盤には早くも与田剛監督から開幕投手を通達された。3月20日の広島戦へ、エース左腕が調整を進める。

(小西亮 / Ryo Konishi)

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